新庁舎2025年10月着工 年度内に工事費確保へ(八千代市)
八千代市は、新庁舎整備に伴う建築計画をとりまとめた。延べ床面積は、車庫など167平方mを含む計1万3089平方m。階数は5階建て、高さ22.1m。年度内に工事費を確保し、2025年10月着工、既存庁舎の解体を含め30年12月末の完了を見込んでいる。
市では、新庁舎の建設工事について、25年4月に分離発注することを想定している。9月議会に工事請負契約議案を提出し、27年9月末の竣工を目指す。構造・規模はS造・免震構造。
新庁舎の設計は類設計室(東京都大田区)が担当しており、予算要望用の工事費を10月をめどに算定、これまでの予算で設定した継続費を3月議会で増額補正する。
建設予定地の面積は2万5017平方m。構造形式はブレース付きラーメン架構、基礎形式は杭基礎(既製コンクリート杭)を想定している。耐震安全性の分類は、構造体が「I類」、非構造部材が「A類」、建築設備が「甲類」を確保する。
庁舎建て替え事業については当初、事業手法としてデザインビルド(DB)方式を採用していたが、入札の不調により従来方式に変更した。
新庁舎の竣工後、市庁舎旧館(4650平方m)と新館(5694平方m)は28年度に解体。新耐震基準の別館(1693平方m)は、29~30年度に改修増築して活用する。別館の増築規模や機能は未定。
旧館・新館の解体と別館の改修増築に必要な設計は、25~26年度にまとめることにしている。