「国道409号の整備不可欠」 期成同盟会が千葉県に要望活動
国道409号道路整備促進期成同盟会(会長・粕谷智浩袖ケ浦市長)は7日、県に対して要望活動を展開した。本県の内陸部を縦貫し、成田から木更津まで県内11市町を結ぶ国道409号の渋滞解消に向け、4車線化や交差点改良、歩道整備を進めるよう強く求めた。
千葉市内で行われた要望活動には期成同盟会を構成する11市町の首長らが出席。県土整備部から四童子隆部長をはじめ、幹部職員や土木事務所長が多数参加した。
粕谷会長は「圏央道を補完する道路として、地域振興や経済発展、災害に強いまちづくりを進めていくためにも、国道409号の整備が不可欠」と訴え、四童子部長に整備促進を求める要望書を手渡した。
四童子部長は、圏央道と一体的に機能するとともに、災害時に機能を発揮するためにも、ボトルネックとなっている箇所の整備を着実に進めていく必要があるとの認識を示した。
要望事項をみると、成田市や富里市では、東関道・富里IC付近が一部4車線化されたものの、成田市並木南交差点付近の未整備部分で慢性的に渋滞しているため、4車線化の早期整備を求めている。
八街市では、住野十字路で東関道・酒々井ICから直結する県道が交差することから、交通が集中しやすく、渋滞が発生しているため、交差点改良の早期完成を要請した。
茂原市では、上茂原交差点で朝夕を中心に慢性的な渋滞が発生しているため、交差点改良や歩道整備を要望。併せて、大雨時には冠水被害が発生することから、対策を講じるよう求めている。
袖ケ浦市では、横田地区の市街地で歩道がなく、大型車同士が通行する際、非常に危険な狭あい区間があるため、局所改良を要請。JR久留里線・東横田駅付近の踏切交差部で県道との変則交差の危険性を指摘し、早急な改良を要望している。