校舎新築を3分離 8月2日まで参加受付(宮城県 東松島市 大曲小学校)
[2024/7/27 宮城版]
東松島市は26日、大曲小学校改築工事について、建築、電気設備、機械設備の3件に分離し、一般競争入札(総合評価)を公告した。新たな校舎を新築する工事で、8月2日まで参加申し込みを受け付け、同21日に開札する。工期は2026年2月27日まで。新校舎の完成後は、26年度に既存の西校舎や仮設校舎を解体撤去する。
同校の所在地は大曲字寺前5-2。新校舎はRC造3階建て延べ4139平方mの規模。以前に北校舎が建っていた場所に新築する。
建築工事では土工事、鉄筋工事、コンクリート工事、型枠工事、鉄骨工事、防水工事、石・タイル工事、塗装工事内外装(防音)工事、昇降設備工事などを施工する。
入札の参加資格は県内に事業所を置き、建築工事業の特定建設業許可を持ち、建築一式工事に関する経審の総合評定値(P点)が1000点以上あることなど。
電気工事は電灯設備、動力設備、受変電設備、発電設備、構内情報通信網設備、映像・音響設備、防犯設備などを設置する。
入札の参加資格は県内に事業所を置き、電気工事業の特定建設業許可を持ち、電気工事のP点が750点以上あることなど。
機械設備工事は空気調和設備(防音)、換気設備(同)、自動制御設備、衛生器具設備、給水設備、排水設備、ガス設備などを設ける。
入札の参加資格は県内に事業所を置き、管工事業の特定建設業許可を有し、管工事のP点が750点以上あることなど。
市は当初予算で同校の改築事業費に21億1170万円の2カ年継続費を組んだ。継続費の年割額は24年度が8億4299万円、25年度が12億6870万円。24年度分は予算計上した。工事費や工事監理業務委託費に充てる。26年度に予定する西校舎や仮設校舎の解体撤去の費用はこの継続費に含まれていない。
同校は1967~68年に北校舎、82年にプール、83年に体育館、86~87年に西校舎が建てられた。校舎は劣化しているため建て替え、1棟にする。
建て替えの設計は久慈設計(仙台支社・仙台市青葉区)がまとめた。北校舎の解体工事は木村土建(東松島市)が施工した。仮設校舎は大和リース(仙台支社・仙台市太白区)とリース契約を結んでいる。