来年度に校舎改修 歌津中学校/日新設計と随契(宮城県 南三陸町)
[2024/7/24 宮城版]
南三陸町は、歌津中学校の普通教室棟と特別教室棟を大規模改修するため、実施設計業務を日新設計(仙台市太白区)に委託する。業務委託に向けて月内に同社と随意契約する。実施設計業務の履行期間は来年1月末まで。大規模改修工事は来年度に発注する意向だ。
同校は歌津字伊里前地区にあり、普通教室棟がRC造3階建て延べ2283㎡の規模で、1972年に建てられた。特別教室棟はRC造3階建て延べ1288㎡の規模で、92年に建設された。2棟はつながっている。老朽化によって雨漏りなどが発生している。
大規模改修工事は外壁や屋上防水などの外部改修がメインになる見込み。当初はコンセント、放送設備、受変電設備、自動火災報知設備の更新なども予定していたが、どこまで手を付けるかは未定。トイレなどはすでに改修済み。
町は昨年度、大規模改修に向けた事前調査業務を日新設計に委託した。このため、実施設計業務も同社に委託する。本年度予算には設計業務の委託費に350万円を計上していた。
町の学校施設長寿命化計画(2020~29年度)では、老朽化している歌津中学校、志津川小学校、志津川中学校を大規模改修することになっている。ただし、志津川小と志津川中に関しては、トイレなどを先行的に改修しているものの、大規模改修の具体的な中身や着手時期が定まっていない。志津川小学校は体育館のトイレも改修が未着手となっている。