6月末で契約率41% 25市町の公共事業執行状況(県市町村課)
[2024/7/18 栃木版]
全体の予算額は、前年度から78億4200万円(4.0%)増加した。契約済額は58億0200万円(7.5%)増加し、逆に支払済額は17億9800万円(10.6%)減少した。
事業別の内訳は、普通会計で6月期の補助事業が契約率42.7%、執行率7.9%、単独事業が契約率36.5%、執行率7.5%となる。また普通会計以外の会計は、補助事業が契約率50.8%、執行率4.5%、単独事業が契約率41.1%、執行率8.0%となった。
普通会計を見ると、災害復旧事業費は予算額2億2500万円で、前年度の8500万円から164.7%増加した。普通建設事業費は予算額1344億3100万円で、前年度の1317億3100万円から2.1%増加している。
市町ごとの契約率の状況を見ると、最も高かったのは真岡市の66.3%で、次いで那須塩原市の57.4%、栃木市の54.3%と、3市が50%を超えた。このほか、さくら市(46.2%)、足利市(45.6%)、鹿沼市(42.0%)、宇都宮市(41.1%)も含めた7市が県平均(41.1%)を上回っている。
一方、契約率が低かったのは那珂川町の6.7%、市貝町の18.9%、高根沢町の23.3%、下野市の23.9%。60%を超えた市町があった一方で、1桁台も1町あり、市町間で大きな差が生じている。
前年度同期と比較すると、真岡市は前年度の46.9%から19.4ポイント増加し、那須町も同じく21.8%から17.6ポイント、さくら市は29.3%から16.9ポイント、那須烏山市は22.3%から16.7ポイント増加している。
また執行率は、さくら市が35.4%で突出し、次いで真岡市の15.7%、那須烏山市の12.7%までが2桁を超えた。以下、野木町(9.2%)、足利市(8.2%)、壬生町(8.2%)までが県平均(7.4%)を越えている。逆に、高根沢町は0.2%、那珂川町は0.3%、市貝町は1.8%、下野市は2.1%にとどまっている。
前年度同期と比較すると、さくら市は前年度の8.2%から17.2ポイント、那須烏山市は1.3%から11.4ポイント、野木町は0.5%から8.7ポイント上回った。一方で、上三川町は12.2%から8.5ポイント、矢板市は11.5%から8.4ポイント、那須塩原市は15.4%から8.3ポイントそれぞれ下回っている。