工事・業務で34件表彰 優良工事等表彰 磯部建設や富泉興業が受賞(水資源機構)

[2024/7/11 栃木版]

 独立行政法人水資源機構(金尾健司理事長)は9日、埼玉県さいたま市の本社会議室で2024年度優良工事等表彰式を開催した。23年度に完成した工事および業務の中から、理事長表彰として優良工事11者と優秀工事技術者9人、優良業務8者と優秀技術者8人を選出した。このほか、関東地区の理事表彰や中央安全協議会会長表彰、関東管内安全協議会会長表彰も実施して、受賞各者の栄誉をたたえた。

 本県関係は、関東地区の優良工事理事表彰で磯部建設(日光市)と富泉興業(鹿沼市)、優良業務理事表彰で八千代エンジニヤリング(東京都台東区)が受賞。安全管理優良工事では、奥村組(大阪市阿倍野区)と丸島アクアシステム(大阪市中央区)が中央安全協議会会長表彰、佐田建設(群馬県前橋市)が関東管内安全協議会会長表彰を受賞している。

 同機構の優良工事と優秀工事技術者表彰は1996年から行われており、今回で29回目。また、安全管理優良工事表彰は1987年から行われており、今回で38回目を数える。

 金尾理事長はあいさつで、「発注者として働き方改革に積極的に取り組んでおり、低入札を無くし、価格および品質が総合的に優れた内容の契約を結ぶほか、DX推進プロジェクトで建設から管理に至る多様なフィールドで技術革新を進めている。契約後の対応としては、ワンデーレスポンスやウィークリースタンスを全社的に実施し、働き方改革が更に推進されるよう、適正な工期設定や施工時期の平準化にも努めている」と述べ、受賞者にさらに研さんを重ね、来年度も表彰されることに期待を込めた。

 関東地区理事表彰では、磯部建設の磯部尚士取締役社長が「無事故・無災害で工事を実施できたのは、思川開発建設所の方々のご指導のたまもの。今回の栄誉を忘れることなく、水資源機構が切望する安全・安心な社会資本整備の一翼となるよう、今後も精進を重ねていく」と、受賞者あいさつを行った。

 各表彰受賞者のうち、本県に関係するものは次の通り。(▽工事名(場所)=[1]受注(受賞)者名[2]関係事務所、順不同、敬称略)
【理事長表彰】

 ●優良業務
▽草木ダム河川巡視の合理化に係る調査検討業務(群馬県)=[1]いであ[2]草木ダム管理所

 ●優秀技術者
▽草木ダム河川巡視の合理化に係る調査検討業務(群馬県)=[1]小藪剛史(いであ、管理技術者)[2]草木ダム管理所
【理事表彰(関東地区)】

 ●優良工事
▽付替林道和田2工区他工事(栃木県)=[1]磯部建設[2]思川開発建設所
▽付替林道左岸下流1区工事(栃木県)=[1]富泉興業[2]思川開発建設所

 ●優良業務
▽事業効果(治水)整理業務(栃木県)=[1]八千代エンジニヤリング[2]思川開発建設所

 ●優秀技術者
▽事業効果(治水)整理業務(栃木県)=[1]泉谷隆志(八千代エンジニヤリング)[2]思川開発建設所
【中央安全協議会会長表彰】

 ●安全管理優良工事
▽思川開発送水路工事(栃木県)=[1]奥村組[2]思川開発建設所
▽南摩ダム取水放流設備他工事(栃木県)=[1]丸島アクアシステム[2]思川開発建設所
【関東管内安全協議会会長表彰】

 ●安全管理優良工事
▽付替林道左岸下流中流2工区他工事(栃木県)=[1]佐田建設[2]思川開発建設所

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.