看護宿舎を再整備 新築工事の設計・施工でプロポ(済生会宇都宮病院)
[2024/7/3 栃木版]
栃木県済生会宇都宮病院は2日、「看護宿舎新築工事設計・施工業務委託」にかかるプロポーザルの募集を開始した。プロポーザル参加申請書を10日午後4時まで受け付け、一次審査(参加申請書審査)と二次審査(プレゼンテーション)を経て、審査結果を8月15日に通知して同月20日にも契約を締結。設計・施工を経て2026年2月末に引き渡し、翌3月中旬から入居を開始する。
同病院は、現在使用している看護宿舎が老朽化していることから、看護師の住環境を新たに整えるため再整備する。また、魅力ある新しい宿舎を提案することで、将来的に看護師の確保につなげていける宿舎にしたいと考えている。
整備にあたっては、昨今の建設資材のコスト上昇などによる建設費の高騰に対し、質の高い建物を適正な建設費で整備する資質を有し、かつ管理コストを抑制できる施設整備の提案ができる事業者の選定が重要なことから、業務を委託するに最も適した者をプロポーザル方式で募集する。
新たな施設は、宇都宮市竹林町字河原田1235番地1他の計画敷地面積約835平方m(計画道路部分除く)にRC造5~8階建て程度、宿舎戸数55~60戸程度で整備する。なお開発許可申請は別途、開発業者と協議しながら協力のもと進めていく。
住戸は1Kで住居部が9帖程度、クローゼットが1帖程度とし、浴室やトイレ、洗面、IHヒーター付きキッチン、バルコニー、下足入れなどを設置する。このほか、供用スペースとして20帖程度のラウンジ兼談話コーナーやエレベーター、住戸数分のトランクルーム(1平方m程度)などを設け、管理人室は不要。屋外スペースには各戸1台分以上の専用駐輪場を用意し、太陽光発電設備なども検討する。
参加資格は、宇都宮市内に本・支店を置き、設計、建設工事および工事監理に関して宇都宮市の令和5・6年度建築一式工事の入札参加資格を受けているなどの要件を満たす、単体企業または複数の企業で構成される特定建設工事共同企業体とする。
スケジュールは、プロポーザル参加申請書を10日午後4時までに提出し、一次審査(参加申請書審査)の結果を12日までに郵送で通達する。プレゼンテーション参加申請書や二次審査企画提案書は8月5日に提出し、二次審査(プレゼンテーション)を同月8日に実施して、審査結果を15日にも通知する。
資料の配布は月10日まで、同病院の管財課で直接配布する。現地確認は7月31日までに、管財課に連絡・調整したうえで実施する。
問い合わせは、栃木県済生会宇都宮病院管財課(宇都宮市竹林町911-1、電話028-626-5549)まで。