新庁舎25年4月公告 3月議会で継続費補正(八千代市)

[2024/6/29 千葉版]
 八千代市は、新庁舎の建設工事について、2025年4月に分離発注することを想定している。9月議会に工事請負契約議案を提出し、10月に着工、27年9月末の竣工を目指す。構造・規模はS造・免震構造5階建て延べ1万3089平方m。工期は約24カ月。施工者ヒアリングなどをもとに夏ごろに工事費を概算する予定だ。

 新庁舎の設計は類設計室(東京都大田区)が担当し、現在、設計条件の整理を進めている。6月末までに設計条件をまとめ、12月までに図面の作成を完了し、25年3月に実施設計書を完成する。

 実施設計の作成と並行して、直近の他自治体の事例や物価動向、施工者ヒアリングなどをもとに工事費を概算する。工事費についてはさらに精査を進め、予算要望用の工事費を10月をめどに算定し、庁舎整備に伴う総額90億1066万円の継続費を3月議会で補正することにしている。

 建設予定地は、現在の北側駐車場部分。敷地面積は2万5017平方m。構造形式はブレース付きラーメン架構、基礎形式は杭基礎(既製コンクリート杭)を想定している。耐震安全性の分類は、構造体が「I類」、非構造部材が「A類」、建築設備が「甲類」を確保する。

 付属施設の規模は、公用車車庫がS造平屋152平方m、廃棄物保管庫がS造平屋24平方m。

 庁舎建て替え事業については当初、事業手法としてデザインビルド(DB)方式を採用していたが、入札の不調により従来方式に変更した。

 新庁舎の竣工後、市庁舎旧館(4650平方m)と新館(5694平方m)は28年度に解体。新耐震基準の別館(1693平方m)は、29~30年度に改修増築して活用する。別館の増築規模や機能は未定。

 旧館・新館の解体と別館の改修増築に必要な設計は、25~26年度にまとめることにしている。

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