桃生に汚水管3・6㎞整備 中央技術コンサルで設計(宮城県 石巻市)
[2024/6/20 宮城版]
石巻市は、桃生町の桃生第4処理分区に汚水管渠を整備する。本年度は3632m分の実施設計業務を中央技術コンサルタンツ(石巻事務所・石巻市)に委託する。業務委託に当たっては19日に一般競争入札を開札し、同社が3156万円で落札した。汚水管の敷設工事は来年度以降に進める。
同社に委託するのは桃生町高須賀地区に設ける汚水管渠の実施設計。全体のうち、2260mを開削工法、1372mを推進工法で整備する。管種は塩ビのリブ付管で、開削工法の区間は自然流下が2072・5m、圧送管が187・5m。推進工法の区間は全て自然流下となる。
管径は自然流下の開削区間が150㎜、推進区間が200㎜、圧送管が100㎜を計画している。自然流下で地区内の汚水を集め、最後に圧送で県の流域下水道の管につなげる。排水面積は約22㏊。
実施設計業務は開削工法と推進工法、マンホールポンプ場(2次製品)3基の実施設計をまとめる。履行期間は2025年2月28日まで。予定価格は3966万2000円、最低制限価格が3155万9912円だった。
汚水管の整備率は市全体で69・2%の状況。桃生地区に限ると流域下水が59・4%で、農業集落排水も加えると70・9%となっている。市は今後も順次、未整備区間に汚水管渠を敷設していく。