基本・実施設計でプロポ 新庁舎と文化・スポーツ複合施設 参加表明書は来月8日まで受付(高根沢町)

[2024/6/20 栃木版]

 高根沢町は、町役場庁舎と文化・スポーツの複合施設の基本設計および実施設計業務に係る、公募型プロポーザルの手続きを開始した。参加表明書の提出期限は7月8日までで、町総務課契約係へ持参、または配達証明付き書留郵便で郵送する(当日必着)。参加にあたっては単独企業、もしくは2~3者による共同企業体を対象とする。

 参加資格は▽ZEBプランナー登録(建築設計)を行っている▽2014年4月1日以降に国や地方公共団体が発注した、5000平方m以上の庁舎整備(新築)、国や地方公共団体の1500平方m以上の庁舎整備(新築)、または5000平方m以上の庁舎と民間を含むその他施設の複合施設整備(新築)の基本設計および実施設計を、元請で受注して完了した実績を有する-などの条件を満たす、町の建設コンサルタントの入札参加資格を持つ一級建築士事務所となっており、協力会社の参加も可能としている。

 町では、役場庁舎の施設の老朽化や狭あい化などの状況を踏まえ、新庁舎の整備を計画している。基本計画によると、建設予定地は町民広場で、新庁舎はユニバーサルデザインへの配慮、自家発電設備や防災倉庫等の災害への機能、再エネ活用等の環境配慮などを備え、3階建て延べ5200平方mと想定した。計画によると、26~28年度に建設工事を行い、28年度中の開庁を目指す。付属棟を含めた概算工事費は、37億円を見込んでいる。

 あわせて町は、町民広場を建設予定地とする文化・スポーツの複合施設の整備も計画している。基本計画によると、アリーナ(メイン・サブ)や多目的室などを設け、1階または2階建てで3000平方mと想定。26年度から28年度にかけて工事を行い、28年度の供用開始を予定している。概算工事費は、20億円を見込む。このほか、車庫や倉庫などに利用する付属棟(1階または2階建て、A300平方m程度)の整備も行う。

 今回発注する業務内容は▽基本設計、実施設計(建築意匠、建築構造、電気設備、機械設備(昇降機含む))▽建築設備、電気設備、機械設備の積算業務▽建築確認申請や、関係法令等に関する書類作成および申請の手続き▽ZEB認証に係る資料作成や申請手続き▽電場障害対策に必要な資料収集や机上検討業務▽地質調査業務-などとなっている。

 設計業務では▽配置計画、平面・立面・内外空間および外部機能等の検討▽オフィスレイアウトの検討▽防災、避難、構造計画等の検討▽県産材の活用▽文化・スポーツ施設への弓道施設(簡易)の整備の検討-などに留意すべきとした。

 履行期間は契約締結日から2026年3月17日までで、提案限度額は2億9817万7000円(税込)に設定した。

 技術提案書は、8月2日までに提出し、審査委員会で技術提案書の内容を審査して、8月13日に結果を通知する。契約締結は、8月下旬を予定している。

 問い合わせは、新庁舎整備事業についてが町新庁舎整備課新庁舎整備係028-676-8120、プロポーザルについてが町総務課契約係028-675-8101へ。

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