水管橋更新で設計 定川の底に移設検討(石巻広域水道)

[2024/6/15 宮城版]
 石巻地方広域水道企業団(齋藤正美石巻市長)は、東松島市で国道45号定川橋に添架されている水管橋について、将来的に定川の底に移設する方向で検討している。移設に向けて「定川水管橋調査設計業務」を指名競争入札、「定川推進測量業務」を一般競争入札(事後審査)で委託する。開札日は指名競争が27日、一般競争が7月4日。既存の水管橋は老朽化しているため、ひとまず修繕工事を行う。

 定川橋は東松島市大曲字貝田地区にあり、添架管が上流と下流に1本ずつ設けられている。ともに鋼製で管径が250mm。延長は2本とも約80mで、前後の埋設区間も含めると約90mになる。定川をまたいでいる。

 今後は配水管の更新に合わせて、定川の底に移設する考え。その際は1本に集約する。調査設計業務は機械ボーリングを行い、配水管更新の基本設計、配水管推進の詳細設計(小口径3カ所)、既設水管橋の撤去基本設計をまとめる。履行期限は2025年2月28日。

 測量業務は3級と4級の基準点測量、水準測量、現地測量、応用測量を実施する。履行期限は25年2月28日。入札の参加資格は石巻市内か東松島市内に本社を置き、企業団の入札参加資格承認簿に「測量」で登録されていることなど。7月2日まで参加申請書や入札書を受け付ける。

水管橋の修繕を公告

 同企業団は、定川橋水管橋修繕工事の一般競争入札(事後審査)を公告した。参加資格は石巻市内か東松島市内に本社を置き、企業団から鋼構造物工事の資格承認を得ていることなど。

 定川橋の水管橋は支持金具などが腐食しているため、上弦材と斜材の16カ所や伸縮管カバーの4カ所を修繕するほか、鋼板沓部修繕として防護コンクリートの8カ所を直す。工期は25年3月15日まで。

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