宮城県大衡村 宮城県道拡幅関連 下水管と配水管を移設 補正予算案に詳細設計費

[2024/6/11 宮城版]
 大衡村は、県仙台土木事務所が進めている都市計画道路北四番丁大衡線の整備に伴い、道路下に埋設されている下水管と配水管を移設する。本年度に詳細設計業務を委託し、来年度から工事を進める見通し。同業務の委託費は、6月補正予算案に下水管が1712万円、配水管が1454万円を計上している。

 下水管と配水管は同線の整備で支障になる部分を移設する。場所は大衡字大童地区。移設工事は開削工法で新たな管を新設される同線(バイパス)の下に埋設する見込み。

 下水管は管径75mmを延長85m、200mmを延長173m、250mmを延長32m、350mmを延長50mにわたって移設する計画。既存の管はいずれも塩ビ管となっている。

 配水管は管径100mmを延長360m、150mmを延長100m、350mmを397mにわたって移設する考え。

 北四番丁大衡線は、東北大学病院前(仙台市青葉区)から大衡村役場へと通じる延長24.8kmを整備している。主に県道大衡仙台線や国道457号で構成している。2020年12月に宮床中学校(大和町)の西側を縦断する延長2.3kmが開通した。

 県は大衡村方面へ通じる北側区間をさらに延伸整備(バイパスを整備)することとし、陸上自衛隊大和駐屯地の西側を縦断する延長3.4kmを「吉岡大衡工区」として21年度に事業化した。一部区間を高盛土し、大衡村道と立体交差させる。

 延長3.4km区間には3橋を架設する予定。このうち、埋(うもれ)川に橋長26mのPC単純ポストテンションT桁橋、善川に橋長29.9mのPC単純ポストテンション床版橋、高盛土区間で大衡村道と立体交差する位置に橋長37mのPC単純ポストテンションT桁橋を架設する計画。

 県仙台土木事務所は現在、用地買収を進めており、本年度から一部の工事に着手したい考え。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.