約5億円で山庄建設 障害者支援施設を建設(気仙沼の洗心会)

[2024/6/8 宮城版]
 社会福祉法人洗心会(気仙沼市、馬場康彦理事長)は7日、障害者支援施設「高松園」建設工事の一般競争入札を開札し、山庄建設(南三陸町)が5億0800万円で落札した。予定価格は非公表。この工事は、気仙沼市唐桑町において「高松園」を現地で建て替えるため、木造平屋(準耐火構造)2045平方m規模の新たな障害者支援施設を建設する。

 「高松園」の所在地は同市唐桑町浦196。建設予定地の面積は9851平方mで、うち平場面積が7448平方m。工事内容は建築工、電気設備工、機械設備工の一式。工期は2025年2月28日まで。

 新施設には個室52室、相部屋4室、食堂、厨房、浴室、洗濯・乾燥室、トイレ、デイルーム、訓練・作業室、多目的室、地域交流室、支援室事務室などを配置する。

 新築の基本・実施設計は大和田建築設計事務所(気仙沼市)がまとめた。

 来年度は新施設の外構工事や既存施設の解体工事を発注する予定だ。既存施設は1376平方mの規模で老朽化している。外構工事は既存施設を解体した跡地も活用し、中庭、駐車場、屋外活動スペース、散策路などを整備する。

 新施設では障害者の入所支援を行う。日中は生活介護で、夜間~早朝が入所となる。日中の一時支援サービスも実施する。定員は入所が50人、短期が4人。

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