［2024/5/25　茨城版］
　鉾田市は22日、「市立旭小学校校舎等新築工事」の一般競争・郵便入札を公告した。開札日は7月2日で、工期は26年2月28日に設定。工事内容は、旭小学校の整備に係る建築工事と電気設備工事、機械設備工事、昇降機設備工事、外構工事、調整池流末調整工事各一式となる。入札参加形態は3者JVとし、入札参加申請は6月3日と4日の2日間で受け付ける(入札の概要は23日付公告欄に掲載)。なお、工事は議会案件となり、議会の承認を得た後に着工する。

　市は公立学校施設再編計画に基づき、小学校を各中学校区に1校ずつ、計4校に再編中。鉾田北中学校区に最初の統合小学校を開校し、その後鉾田南中学校区に鉾田南小学校、22年4月には大洋中学校区に大洋小学校が開校した。今回の旭小学校の整備で再編計画事業は完了となる。

　旭小は旭東小、旭南小、旭西小、旭北小の4校を統合して、玉田地内の県道子生茨城線沿い、旭幼稚園の南側4万7314平方ｍに整備する。新施設の規模は、校舎棟がRC造一部S造2階建て、延べ6999平方ｍ。施設には普通教室13室や特別支援室8室のほか、特別教室として図書室や理科室、図工室、保健室などを設ける。

　体育館はRC造一部S造2階建て、延べ1595平方ｍで、アリーナやステージ、ギャラリー、クライミングウォールのほか、更衣室、地域交流室、給湯室を盛り込む。このほか、屋外プールや付属棟、外構には運動場や駐車場、駐輪場などを設け、市道を挟んで西側には調整池も整備する。事業費は24-25年度の2カ年で総額52億4407万円の継続費を確保。実施設計は、桜設計事務所(水戸市)が担当した。

　入札参加資格は、市の競争入札参加資格者名簿の建設工事に登載され、本件を目的とする3者JVの資格決定を受けていること。代表構成員は、建築一式工事の総合評定値が1100点以上で、茨城県内に本店または支店・営業所を有する特定建設業許可業者とする。また、82年以降に官公庁が発注した学校教育棟4500平方ｍ以上、またはRC造5000平方ｍ以上の建築物の新築、増築または改築工事を元請けとして施工した実績も求める。

　代表構成員以外の構成員は、建築一式工事の総合評定値750点以上で行方市・潮来市・鹿嶋市・神栖市・鉾田市内に本店または支店・営業所を有する者と、同じく総合評定値650点以上で鉾田市内に本店または支店・営業所がある者とする。

　入札参加申請は6月3日と4日の2日間、政策企画部財政課へ入札参加資格審査申請書や特定建設工事共同企業体協定書などの書類を持参して提出し、6日に結果を通知する。入札書は郵便で7月1日午後4時必着で提出し、2日に開札する。

　工事は議会案件となり、議会の承認を得てからの着工となる。担当課によれば、仮契約後速やかに臨時会を開催して、本契約を締結する予定だ。24-25年度の2カ年で本体工事を行って、26年4月の開校を目指す。

　問い合わせ先は、公告の内容については政策企画部財政課(電話0291-36-7155)、工事の内容については教育総務課新しい学校づくり推進室(電話0291-37-4340)まで。