約3.6億円で同事建設 児童クラブの新築工事(宮城県 富谷市)

[2024/5/24 宮城版]
 富谷市は22日、東向陽台小学校児童クラブ新築工事の一般競争入札(総合評価)を開札し、同事建設(仙台市太白区)が3億6400万円で落札した。同日に一般競争入札を開札した市道穀田線道路詳細測量調査等修正設計業務は、倉測建設コンサルタント(東北支店・気仙沼市)が1631万4000円で落札。市民図書館等複合施設整備工事は1回目で落ちなかったため、2回目の入札に移行する。

 東向陽台小学校児童クラブ新築工事は、明石台1丁目の同校校庭南側に児童クラブの建物を新築し、駐車場を整備する。建物はS造平屋798平方mの規模。建築本体工と電気設備工、機械設備工の一式施工で、工期が2025年2月28日まで。新築設計は鈴木建築設計事務所に委託した。

 穀田線の業務は、現道を拡幅して片側に幅員3.5mの歩道を新設するため、路線測量や用地測量を行い、3カ所を合わせた延長420mの詳細設計をまとめる。履行期間は8月30日まで。

 同線は富谷市役所南側の県道西成田宮床線との交差点から、大清水地区の市道富ケ丘明石線との交差点までに至る市道で、総延長が約3.7km。このうち、複数箇所を合わせた延長846.5mが未改良で歩道が設けられていない。

 歩道整備の事業期間は2024~27年度の4年間を予定。総事業費は4億6000万円を試算しているが、今回の業務成果次第で増額になる可能性がある。工事は秋ごろから進めたい考え。

 拡幅に必要な設計は2008年度に三協技術(仙台市青葉区)、20年度に佐野コンサルタンツ(仙台市泉区)、23年度に中央技術コンサルタンツ(東北支店・仙台市泉区)に委託した。その都度、必要に応じて修正をかけてきた。

 今回の業務は延長270mの道路予備設計と、延長150mの道路予備修正設計、延長420mの道路詳細設計、ボックス(瀬ノ木橋)の詳細設計などをまとめる。

公共交通計画はエイト日本

 同市は22日、市地域公共交通計画策定業務の一般競争入札を開札し、エイト日本技術開発(東北支社・仙台市若林区)が720万円で落札した。この業務では公共交通の将来像を実現するため、本年度に市地域公共交通計画を策定する。

 市では次世代都市交通システムとしてBRT(バス高速輸送システム)や地下鉄の導入を想定しており、今回の業務でその実現性や必要性を検討する。履行期間は2025年3月21日まで。

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