[2024/5/24　栃木版]

　県県土整備部は24日に、5月期の建設工事発注見通し(250万円超)を公表する。今回は233件を新たに追加し、このうち西那須野那須線黒磯那須バイパスや国道294号の道路改良工事、都計道前橋水戸線大橋の上・下部工事、市道長井幸岡1号線の橋梁上部工事、塩原矢板線の法面工事、大平I-B地区の防護柵工事、巴波川流域下水道巴波川浄化センターの電気設備更新工事、県営うえの住宅6号棟と平松本町住宅11号棟の長寿命化型改善工事などを19件を一般競争入札で発注する。＝発注見通しの詳細は3～5面

　県土整備部の追加分の内訳は、宇都宮土木事務所53件、鹿沼土木事務所31件、日光土木事務所33件(うち条件付き一般競争入札2件)、真岡土木事務所21件(同1件)、栃木土木事務所16件、矢板土木事務所19件(同1件)、大田原土木事務所16件(同3件)、烏山土木事務所15件(同3件)、安足土木事務所15件(同5件)、下水道管理事務所8件(同1件)、建築課6件(同3件)となっている。

　宇都宮土木事務所は、国道408号宇都宮高根沢バイパスの道路改良工事4件をはじめ、同バイパスの舗装工事や区画線工事、道路標識工事、道路照明工事を多数追加。また、国道119号石那田北工区の道路改良工事や那須野が原公園のそり遊び広場更新工事なども追加し、いずれも指名競争入札で発注する。

　鹿沼土木事務所は、国道293号楡木バイパスII期の水路工事や国道121号武子工区の道路改良工事2件、主要地方道鹿沼足尾線下南摩工区の道路改良工事などを追加。また河川も、一級河川思川・黒川・大芦川・永野川・宮入川・荒井川の堆積土除去工事などを追加している。

　日光土木事務所は、主要地方道宇都宮今市線の道路改良工事を2件に分割し、それぞれ第2四半期に一般競争入札で発注する。側溝工や路盤工、舗装工、ブロック積工などの内容で、約10カ月の工期を見込む。このほか、三河沢ダムの取水放流設備機側操作盤更新工事なども追加した。

　真岡土木事務所は、国道294号の千本II工区の道路改良工事に一般競争入札を適用し、第2四半期に発注して約6カ月の工期で施工する。国道294号は、二宮拡幅でも道路改良工事4件を追加している。

　栃木土木事務所は、主要地方道藤岡乙女線や県道結城石橋線の道路改良工事をはじめ、一級河川赤津川の堆積土除去工事、一級河川巴波川の護岸工事、県道下野二宮線自治医大前歩道橋の横断歩道橋塗装工事などを追加し、いずれも指名競争入札で発注する。

　矢板土木事務所は、市道長井幸岡1号線の橋梁上部工事を追加して、第2四半期に一般競争入札で発注する。このほか、同じく市道長井幸岡1号線の旧橋撤去工事や、県道上高根沢氏家線の櫻野工区の道路改良工事3件、主要地方道矢板那須線の泉工区の道路改良工事3件などを追加した。

　大田原土木事務所は、主要地方道西那須野那須線黒磯那須バイパスの道路改良工事を2件追加し、それぞれ第2四半期に一般競争入札で発注する。また、主要地方道塩原矢板線の法面工事も、同様に一般競争入札で発注する。

　烏山土木事務所は県道矢又大内線木戸工区の道路改良工事と、国道461号大山田下郷工区の道路改良工事を第2四半期に一般競争入札を適用する。また、大平I-B地区の防護柵工事も第3四半期に一般競争入札で発注する。

　安足土木事務所は、一級河川尾名川の堰下部工事と堰上部工事に一般競争入札を適用するほか、都計道3・4・1号前橋水戸線大橋の下部工建設工事とPC橋上部工建設工事、および県道秋山葛生線辺釣橋の函渠工事もそれぞれ一般競争入札で発注する。

　下水道管理事務所は、巴波川流域下水道巴波川浄化センターの監視制御設備更新を第2四半期に一般競争入札で発注し、約16カ月の工期で施工する。このほか、中央処理区、上流処理区、巴波川処理区思川処理区の管路施設耐震化工事なども追加した。

　建築課は、県営うえの住宅6号棟の長寿命化型改善ほか工事と平松本町住宅11号棟ほかの長寿命化型改善工事、真岡警察署庁舎の受変電設備改修ほか工事に一般競争入札を適用し、いずれも第2四半期の発注を予定している。