二十世紀が丘消防署の改築設計着手 延べ1350平方m規模(松戸市)

現地で建て替える二十世紀が丘消防署

現地で建て替える二十世紀が丘消防署

[2024/5/11 千葉版]

 松戸市は、二十世紀が丘消防署の現地建て替えに着手する。5月10日、設計業務の委託事業者を選定する一般競争入札を公告した。予定価格は6726万7115円(税抜き)。履行期限は2025年3月まで。新しい消防署の構造はRC造またはS造、延床面積は1350平方m規模。工期として25~27年度の3カ年を想定している。

 二十世紀が丘梨元町にある二十世紀が丘消防署は1973年3月に竣工。北総鉄道の沿線や江戸川矢切の渡し周辺地域を管轄している。RC造2階建て延べ882平方m。

 公共施設再編整備基本計画(19年4月)では、総合福祉会館と矢切支所の建て替えに合わせ、総合福祉会館の敷地内に再配置することを想定していたが、早急な建て替えが必要と判断。現地での単独再整備に方針を変更した。

 敷地面積は1175平方m。用途地域は第2種住居地域。地区の指定は、22条地域、第1種高度地域。

 主な業務内容は、基本設計と実施設計、地質調査、既存消防署の解体設計、計画通知申請書類の作成など。

 建て替えにあたっては、消防機能を強化、女性消防職員の活動に配慮した施設整備とする。ユニバーサルデザインに配慮し、感染症対策などを踏まえ、可能な限り居室の個室化を図る。

 駐車場は、屋内に6台分を確保。来庁車用として3台分以上を整備する。太陽光発電設備は、設置の可否を検討。訓練用施設は、設置可能な場所があれば設置する。

 耐震安全性の分類は、構造体「I類」、建築非構造部材「A類」、建築設備「乙類」。

 入札参加資格は、24・25年度松戸市入札参加業者資格者名簿の測量・コンサルタント部門「建築・建築一般」に登載され、過去10年以内に延べ面積800平方m以上の消防署の新築または改築の設計を履行した実績があることなど。

 参加資格審査申請書を23日まで受け付け、確認結果を28日に通知。入札書を6月4日~7日に受け付け、11日に開札する予定だ。

 なお、建替期間中の消防機能の確保については、別途、検討を進めている。

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