東北ミサワホームが施工 柴田槻木東に保育園新設(エルプレイス)
[2024/4/27 宮城版]
エルプレイス(石巻市、伊藤由美子代表取締役)が柴田町槻木東地区に計画する新保育園について、設計・施工を東北ミサワホーム(本社・仙台市青葉区)が担当することが分かった。定員72人のエルプレイス初の大規模保育園で、施設は木造2階建て延べ634平方m程度を想定。今後、設計に入り、詳細を固める。2025年4月の開園を目指す。
新築する「仮称・ハピネス保育園柴田」は、槻木東1丁目207-1他の敷地面積1150平方mに建設する。県道亘理村田線沿いに位置する農地。定員は0~5歳児の計72人を計画している。現段階で施設規模は2階建て延べ634平方m程度で、構造は木造またはS造を見込む。
新築に向けては、設計業務と工事監理、施工を一括で発注する。3月にプロポーザルの手続きを開始し、4月上旬に東北ミサワホームを特定している。工事内容は園舎の建築・電気設備・機械設備、20~30台を見込む駐車場、園庭の整備も含む。契約後、設計に入り、25年2月末まで完成を目指す。施設整備に国の就学前教育・保育施設施設整備交付金を活用し、4月に交付決定を受けた。総事業費は約3億2000万円を見込む。
設置主体のエルプレイスは、石巻市や仙台市で小規模保育園や認可保育園、塩釜市内で企業主導型保育園などを運営する企業。いずれの保育園も定員12~19人の小規模型で、柴田の施設が完成すれば同社初の大型保育園となる。槻木エリアには定員130人の町立槻木保育所があるものの、10人程度の児童が待機している状況。エルプレイスの新たな保育園により待機児童の解消が期待される。