宮本中学校に新校舎 3階建て4000平方m(船橋市)

[2024/5/9 千葉版]
 船橋市は、宮本中学校北校舎の建て替えに着手する。8日に設計業務の委託事業者を選定する一般競争入札を公告した。予定価格は1億2493万円(税抜き)。履行期限は2025年8月まで。新校舎の規模はRC造3階建て延べ約4000平方m。26~27年度の2カ年で建設、28年4月から供用開始する方針だ。

 築62年の北校舎(A棟)はコンクリート強度が低く、機能性にも課題を抱えている。今後、生徒数増加により教室不足が見込まれることから、PTAなどの集会室として使用している記念館(木造平屋136平方m)を解体、その跡地に校舎を新築する。

 主な業務内容は、校舎増築工事の設計、記念館と北校舎の解体設計、南校舎(C棟)に渡り廊下を接続するための改修設計、アスベスト調査、概略工事工程表の作成、リサイクル計画書の作成、施設のZEB化に伴う検討など。

 敷地面積は3万3947平方m。計画諸室として、普通教室24室や特別支援教室、理科室3室、不登校支援室、生徒会室、柔道場(多目的室)、多目的スペース、PTA室(地域交流室)などを想定している。

 耐震安全性の分類は、構造体「II類」、建築非構造部材「A類」、建築設備「乙類」を確保。省エネルギー設備の導入を図り、ZEB Oriented相当以上を達成する。

 設計にあたっては、既存校舎(B棟、C棟)の将来的な建て替えを想定し、計画建物や渡り廊下の配置を計画。防火水槽や消防用活動空地、災害用マンホールトイレの設置を検討する。

 北校舎(RC造3階・地下1階建て延べ2621平方m)は、新校舎竣工後、28年度に解体する。北校舎は、既存校舎と給食棟の間の通路になっているため、仮設もしくは新設の渡り廊下の整備を検討する。

 参加資格は、「ZEBプランナー登録制度」の「ZEBプランナー登録(フェーズ2)」に「設計」で登録され、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)においてZEB認証取得の実績があることなど。地域要件は、県内または都内に本店か支店。

 入札書を22日~27日に受け付け、29日に開札する予定だ。

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