発注予定工事755件 安房合庁新築4分離(千葉県土整備部)

[2024/4/16 千葉版]
 千葉県土整備部は15日、本年度の発注見通しを公表した。工事は一般競争166件、指名競争585件、随意契約4件の計755件を計画している。大型事業となる安房合同庁舎の再整備に伴う新築工事は、4件に分離して第1四半期に一般競争入札で発注する方針だ。

 部局別の工事予定件数をみると、長生土木事務所が最も多い60件。次いで東葛飾土木事務所46件、君津土木事務所43件、成田土木事務所と夷隅土木事務所が各40件と続く。

 大型案件をみると、安房合同庁舎の新築工事について、建築、空調設備、衛生設備、電気設備の4件に分離して、第1四半期に発注する。3棟で延べ8476平方mを新築するもので、工期は26カ月を想定。設計はアール・アイ・エー(東京都港区)が担当した。

 このほか、鴨川合同庁舎や柏児童相談所、銚子児童相談所、東葛飾児童相談所(仮称)の新築工事について、それぞれ建築と設備を分離して発注する方針だ。

 北千葉道路関連では、成田市内の整備を加速する。下半期に久米地区の道路改良工、山之作地区の仮称・国道51号横断橋の下部工、土屋地区の仮称・土屋橋桁製作工、馬場地区の機能補償道路工などを発注する。

 土木関係ではこのほか、二級河川養老川の市原市万田野地区に整備する貯砂施設の築造工を年明けに発注する。工期は27カ月を想定している。

 甚大な被害を受けた二級河川一宮川水系では、河川激甚災害対策特別緊急工事として、旧東橋の撤去のほか、睦沢町と茂原市の護岸工を第1四半期に計画している。

業務委託499件

 県土整備部は本年度、コンサル関連業務を499件委託する予定だ。その内訳を入札別にみると、一般競争8件、公募型指名競争2件、指名競争484件、随意契約5件となっている。

 一般競争入札では、県立我孫子テクノスクールのIoT科・造園科棟、県立船橋テクノスクールのディスプレイ科・金属加工科棟、農業大学校の学生会館について、それぞれ建築工事の基本・実施設計を第1四半期に委託する。

 公募型指名競争では、第1四半期に海匝合同庁舎の新築実施設計、第3四半期に長生合同庁舎の再整備に向けた基本・実施設計を盛り込んでいる(詳細は、ちば電子調達システム参照)。

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