工事193件発注 古川第四小学校改修を3分割 李埣新田線Ⅱ期に着工(宮城県 大崎市)
[2024/4/13 宮城版]
宮城県大崎市は2024年度の発注予定を発表し、ホームページに掲載した。4月1日時点で建設工事を193件発注する考え。古川第四小学校の大規模改修について、工事を建築、電気、機械の3件に分けて発注する。古川福浦地区に整備する都市計画道路・李埣新田(すもぞねにいだ)線の整備事業では、Ⅱ期工事に着工する。
大崎市が発表した発注予定によると、建設工事の発注件数は前年度より15件増えた。工種の内訳は▽土木48件▽建築16件▽とび・土工・コンクリート8件▽電気11件▽管41件▽舗装51件▽塗装5件▽防水1件▽機械器具設置8件▽水道施設2件▽消防施設1件▽解体1件――となった。
四半期別の件数は、第1四半期が79件、第2四半期が105件を予定し、上半期で全体の約95%を発注する。第3四半期は9件を予定している。第4四半期の発注は、現時点ではない。
入札方式は全て一般競争となっている。193件のうち、総合評価の対象は約12%に当たる24件。
学校施設の老朽化対策では、第1四半期に「古川第四小学校校舎大規模改造工事」を建築、電気、機械の3件に分けて発注する。3件とも総合評価を適用。RC造3階建て延べ5276㎡の校舎について、建築では天井の耐震化を図るとともに、外壁、内装などを改修する。工期は約21カ月を想定している。
学校施設の改修ではほかに、鳴子中学校の既存校舎も改修する。鳴子温泉地区では小学校3校と中学校1校を統合し、鳴子中学校の校舎を改修して義務教育学校を設立する方針。第1四半期に「鳴子温泉地域統合校校舎改修工事」を建築、電気、機械に分割して発注する。中学校の空き教室を改修して小学生の規格に合わせるほか、間仕切りを設置して教室数を増やす。
鳴子中学校の改修ではほかに、「鳴子温泉地域統合校駐車場・バスロータリー整備工事」を第1四半期に発注し、第2四半期には「鳴子温泉地域統合校アスファルト撤去・遊具設置工事」を発注する。スクールバスの進入路を確保するとともに、駐車場の一部を改修して遊具広場を整備する。
都市計画道路・李埣新田線のⅡ期事業では、初弾工事となる「都市計画道路李埣新田線道路改良工事」を第1四半期に発注。総合評価を適用する。国道4号と県道古川一迫線とを結ぶ延長約1.5㎞の横軸について、国道4号寄りの200m区間を施工する。土工、側溝工を行い、路盤工まで進める予定。
道路工事では、松山次橋付近に整備している下伊場野山王線について、上部工工事を第2四半期に発注する。施工中の下部工に続き、橋長25.5mの橋梁を架設する。
水道工事では古川新田地区に敷設されている送水管の敷設替えについて、第1四半期に「清水系統(古川)送水管更新工事」を発注する。延長720mにわたり、口径600㎜のダクタイル鋳鉄管を敷設する。