東葛南部・北部の医療圏 14者1499床に病床配分(千葉県)
[2024/4/10 千葉版]
千葉県は9日、県保健医療計画に基づく、病床配分状況を発表した。東葛南部、東葛北部の二次保健医療圏で公募し、14者から1499床の応募があった。4月に改定した保健医療計画を踏まえ、全ての応募者に配分している。2025年12月末までの整備・着工を条件とする。
公募時点では、基準病床数と比較し、不足する病床数を配分する予定だった。4月に改定された保健医療計画で、基準病床数が増加したことや、病院の廃止など既存病床数が減少したため、配分可能病床数を2183床と再算定。その結果、全ての応募者に配分することが決まった。
県は23年8月に整備計画を公募した結果、東葛南部で7者から745床、東葛北部で7者から754床の応募があった。10月のヒアリングや11月の地域保健医療連携・地域医療構想調整会議、24年3月の県医療審議会などを経て、病床配分を決定している。
医療圏別の配分状況は次の通り。▽医療機関名(開設予定地)=配分病床数──の順。▼は新規開設。
【東葛南部保健医療圏】
▽医療法人徳洲会・千葉徳州会病院(船橋市)=44床
▽医療法人社団睦会・いけだ病院(船橋市)=4床
▼医療法人社団鴻愛会・仮称習志野共生病院(習志野市)=199床
▼医療法人社団貴志会・仮称鎌ケ谷おひさま病院(鎌ケ谷市)=199床
▽医療会徳州会・鎌ケ谷総合病院(鎌ケ谷市)=89床
▼医療法人社団寿光会・仮称鎌ケ谷北病院(鎌ケ谷市)=150床
▽公益社団法人地域医療振興協会・東京ベイ・浦安市川医療センター(浦安市)=60床
【東葛北部保健医療圏】
▼医療法人徳州会・東松戸福祉医療センター仮称(松戸市)=198床
▽医療法人財団明理会・新松戸中央総合病院(松戸市)=18床
▽キッコーマン株式会社・キッコーマン総合病院(野田市)=80床
▽医療法人社団誠高会・おおたかの森病院(柏市)=6床
▽医療法人社団葵会・柏たなか病院(柏市)=224床
▼医療法人杏林会・流山八木病院仮称(流山市)=224床
▽医療法人社団創造会・平和台病院(我孫子市)=4床