香取警察署の新庁舎着工へ 5月にも入札公告(千葉県警本部)
[2024/4/6 千葉版]
千葉県警察本部は、香取警察署(香取市)の新庁舎建設工事に着手する。既存庁舎を解体し、その跡地に延べ4700平方m規模で建て替える計画。2024年度予算では工事費などの債務負担を設定しており、早ければ5月にも入札公告する方針だ。設計業務は千都建築設計事務所(千葉市美浜区)が担当している。
24年度予算では、香取警察署庁舎整備事業について、24~26年度に工事費などで限度額33億4500万円の債務負担を設定。このほか、解体工事費や仮設庁舎のリース料などで1億6634万円を計上している。
警察体制の強化と県民の利便性向上を図るため、老朽化と狭あい化が著しい香取警察署を現在地で建て替える計画。新庁舎の構造・規模は、庁舎棟がRC造5階建て延べ約3800平方m、車庫棟がS造2階建て延べ約900平方mを想定している。
現在地での建て替えとなるため、現庁舎から1kmほど北側に位置する香取市有地を活用して、リース方式で仮設庁舎を建設。施設は軽量S造3階建て延べ1290平方m規模となり、大和リース(本社・大阪市中央区)が担当している。
敷地内の建物を解体し、その跡地に新庁舎を建設する計画。県警察本部によると、夏以降、既存庁舎の解体工事に着手する予定。新庁舎の建設工事については、一般競争入札の総合評価方式での発注を想定している。12月県議会に工事請負契約締結議案を上程したい考えだ。
既存庁舎の構造・規模は庁舎棟がRC造3階建て延べ2200平方m、車庫棟がS造平屋198平方m。1975年に完成し、老朽化や狭あい化が課題となっている。17年に策定した「千葉県県有建物長寿命化計画」では、警察施設の建て替えで、香取暑が5年以内の着手を目指す施設に位置付けられている。