千葉県内の工事50件 江戸川で樋管改築(関東整備局)

[2024/4/3 千葉版]
 関東地方整備局は3日、2024年度の発注予定を公表する。千葉県内では、千葉国道事務所など7事務所と営繕部が工事50件を発注する計画。政府調達協定(WTO)対象案件は江戸川左岸の排水樋管改築工事など3件を盛り込んだ。圏央道関連では工事8件を発注する予定だ。

 事務所別の内訳をみると、千葉国道事務所が最も多い20件。常総国道事務所8件、江戸川河川事務所7件、利根川下流河川事務所6件、営繕部4件、首都国道事務所と東京第二営繕事務所が各2件、利根川上流河川事務所1件と続く。

 入札方式別では、一般競争入札(WTO対象)3件、一般競争入札33件、公募型指名競争入札11件、一般競争入札(拡大)3件。入札予定時期別では、第1半期13件、第2四半期27件、第3四半期7件、第4四半期3件となっている。

 WTO対象案件をみると、江戸川河川事務所は江戸川左岸(野田市)の排水樋管改築工事を第3四半期に発注する。発注規模は15億円以上30億円未満で、工期は19カ月を見込む。

 首都国道事務所は国道357号塩浜立体(市川市)の山側上部工事を第3四半期に計画。橋長225mの鋼6径間連続鈑桁橋を整備するもので、発注規模は10億円以上20億円未満。工期は25カ月を想定している。

 営繕部は法務省浦安総合センター(浦安市)の機械設備改修工事を第2四半期に発注する。A館とB館で空気調和設備を改修するもので、発注規模は10億円以上20億円未満。工期は29カ月を予定している。

 県外工事では、江戸川河川事務所が江戸川水閘門(東京都江戸川区)の改築(1期)工事を第4四半期に発注する。発注規模は50億円以上となり、工期は45カ月を見込んでいる。

 WTO対象案件以外をみると、常総国道事務所は圏央道関連工事について、一般競争入札7件、公募型指名競争入札1件の計8件を計画している。

 利根川下流河川事務所は利根川右岸(銚子市)の忍川水門新設工事を一般競争入札で第3四半期に発注する。幅12m、高さ4.7mの水門を新設する計画。発注規模は3億円以上4億5000万円未満とし、工期は18カ月を設定している。

 利根川上流河川事務所は田中調節池(柏市)の囲ぎょう堤整備工事を一般競争入札で第2四半期に発注する。盛土工3万m3などを進めていくもので、発注規模は2億円以上3億円未満となっている。

建設コンサル関連業務51件

 関東地方整備局は、県内で建設コンサルタント関連業務51件を委託する。入札方式別では簡易公募型プロポーザル方式20件、簡易公募型競争31件となっている。

 首都国道事務所は、北千葉道路(市川・松戸)について、用地調査やトンネル詳細設計などの業務9件を盛り込んだ。千葉国道事務所は千葉北西連絡道路検討業務を第1四半期に簡易公募型プロポーザル方式で委託する予定だ(詳細は関東地方整備局の入札情報サービスを参照)。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.