幕張海浜公園に民活導入 広場や飲食施設を整備へ(千葉市)
[2024/3/30 千葉版]
千葉市は29日、幕張海浜公園の活性化施設整備・運営事業について、民間事業者の公募を開始した。幕張新都心を活性化するため、JR海浜幕張駅の近くに位置する約3haで民間活力を導入し、広場空間や飲食施設などを整備する計画。4月24日に説明会を開く。
対象となるのは、幕張海浜公園Bブロックの「にぎわいの広場」と周辺区域の約3ha。Bブロック内で対象エリア以外の任意提案も可能だ。
活性化施設として、公園のメインエントランスとなる駅前の広場空間、夜間も飲食できる施設、多目的スペースをイメージしている。建築面積は施設全体で200~3000平方m以内とする。
事業期間は20年以内を想定。建設負担金は2億2000万円を上限とする。既存施設の撤去費や移設費、改修費、新規施設の建設費などに充てることができる。
参加資格として、建設業務の応募企業または応募グループ構成企業のうち、少なくとも1者は実施協定の締結時点で市工事入札参加資格者名簿に登録されていることなどを求めている。
7月29日まで応募登録を受け付け、学識経験者で構成する選定委員会を経て、9月以降に事業予定者を選定する。その後、基本協定を締結し、設計などを進め、2026年1月の着工、27年2月の供用開始を目指す。
幕張海浜公園は、幕張新都心の中心に位置する県立都市公園。同市は、県と公園陸側のABCブロックについて、管理運営に関する協定を締結し、19年4月から主体的に管理運営している。
JR京葉線「海浜幕張駅」南口から徒歩5分の距離にある。今後、駅に改札口が増設された場合、「にぎわいの広場」が駅から最も近い場所となるため、公園のメインエントランスであるとともに駅前の広場も兼ねるような空間として再整備する考えだ。