[2024/3/20　栃木版]

　県県土整備部は19日、発注見通し(250万円超)のうち、24年度当初予算の成立に伴う3月期の前倒し分を公表した。前倒し公表分の件数は109件で、このうち今回新たに追加する工事は59件。このうち、予定価格3000万円以上の条件付き一般競争入札を一級河川田川の河道掘削工事や国道408号真岡IC南立体(仮称)の鋼橋上部工建設工事、一級河川巴波川の地下捷水路流入施設建設工事、一級河川熊川の護岸工事、林業センター本館ほか解体工事など、計22件に適用する。　＝2面に96件の概要

　新規追加の土木事務所別内訳は、宇都宮土木事務所6件(うち条件付き一般競争入札3件)、鹿沼土木事務所9件(同1件)、真岡土木事務所6件(同1件)、栃木土木事務所12件(同4件)、矢板土木事務所2件(同1件)、大田原土木事務所10件(同9件)、烏山土木事務所3件、安足土木事務所8件、建築課3件(同3件)で、日光土木事務所と下水道管理事務所、公園事務所、交通政策課、河川課、住宅課は該当がなかった。

　宇都宮土木事務所は、一級河川田川の河道掘削工事の「その8」と「その9」、および一級河川武名瀬川の迂回路撤去工事を追加し、繰り越して24年度の第2四半期に一般競争入札で発注する。このほか、清原東小前歩道橋の塗装工事や柳田大橋の橋梁補修工事も追加し、指名競争入札で発注する。

　鹿沼土木事務所は、県道鹿沼環状線の千渡北工区の橋梁下部工を追加し、24年度の第1四半期に一般競争入札で発注する。このほか、一級河川小藪川の堰上部工事や護岸工事、島田沢の砂防の地盤改良工事などを追加して、いずれも第1四半期に指名競争入札で発注する。

　真岡土木事務所は、国道408号真岡IC南立体(仮称)の鋼橋上部工建設工事を追加して、第2四半期に一般競争入札で発注する。また、国道408号真岡南バイパスの道路改良工事なども追加し、これらは第1四半期に指名競争入札で発注する。

　栃木土木事務所は、県道小山結城線の迂回路設置工事、一級河川永野川の諏訪橋上部工建設工事、一級河川巴波川の護岸工事をいずれも一般競争入札で24年度第1四半期に発注するほか、一級河川巴波川の地下捷水路流入施設建設工事その1を第2四半期に一般競争入札で発注する。

　矢板土木事務所は、一級河川江川(烏山)に架かる鹿子畑境目橋の橋梁上部工事に一般競争入札を適用し、第2四半期の発注を予定。また、県道花岡狹間田線の太田堀橋の迂回路撤去工事も追加し、指名競争入札で発注する。

　大田原土木事務所は、一級河川熊川の護岸工事を「その1」から「その9」まで9件追加し、いずれも第2四半期に一般競争入札で発注する。このほか、主要地方道大子那須線の法面工事を追加し、第1四半期に指名競争入札で発注する。

　烏山土木事務所は、城間1-C地区の砂防の擁壁工事と、那珂川水系の土砂災害警戒区域標識設置工事2件を追加し、指名競争入札で第1四半期の発注を予定。安足土木事務所は、足利市で国道293号や主要地方道桐生岩舟線の道路改良工事、足利高校のグラウンド舗装工事など7件、佐野市で主要地方道佐野田沼線の舗装工事1件を追加した。

　建築課は3件を追加して、いずれも一般競争入札で発注する。鹿沼高校1号棟(特別教室)外部改修工事はこのあと第4四半期に発注し、太平少年自然の家解体工事および林業センター本館ほか解体工事の2件は24年度の第1四半期を予定している。