ちはら台キャンパスを再整備 DB方式で4万平方m規模で建替(帝京平成大学)
[2024/2/22 千葉版]
帝京平成大学(東京都豊島区)は、ちはら台キャンパス(千葉県市原市ちはら台西)の再整備に乗り出す。本館や別館などを解体した跡地に延べ4万平方m規模の校舎を設計・施工一括(DB)方式で新築する計画。事業者の選定作業を進めており、4月に解体工事に着手する。基本設計は松田平田設計(東京都港区)が担当している。
同大学の健康医療スポーツ学部は、千葉キャンパス(市原市うるいど南)にリハビリテーション、柔道整復、医療スポーツの3学科、ちはら台キャンパスに看護学科をそれぞれ設置。京成電鉄千原線ちはら台駅から近い、ちはら台キャンパスに全ての学科を集約するメインキャンパス化を計画している。
ちはら台キャンパスの本館や別館、図書館、学生食堂などを解体し、その跡地にRC造7階建て延べ4万平方m規模の新校舎を建設する。このほか、体育館の改修も計画している。発注方法は、事業費や工期などを考慮し、DB方式を採用する。
同大学の担当者によると、事業者の選定作業を進めており、4月から解体工事に着手する予定。新校舎は2026年12月の完成、27年4月の供用開始を目指す。
現在の学生数は、千葉キャンパス約1800人、ちはら台キャンパス約540人となっている。
ちはら台キャンパス再整備事業では、学びの拠点を移転し、新たな教育・研究の場として、それぞれの専門分野をさらに深められる環境を整備していく。分野の垣根を超えた教育の場として、学生や教職員のさまざまな交流を生み出すとともに、周辺地域の交流拠点として地域に開かれたキャンパスづくりを目指している。