学童施設整備に1億円 新年度予算案 町道6路線で改良事業(市貝町)
[2024/2/21 栃木版]
市貝町(入野正明町長)は、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初から0.5%増加し、55億1000万円となった。このうち普普通建設事業費は、一部の道路改良事業が終了したことで17.6%減少し、5億5800万円となっている。主な建設事業は、市塙学童施設整備事業、道の駅ストックヤード整備事業、地籍調査事業、小中学校LED照明導入事業など。町道は、6路線で道路改良事業を進めていく。
建設関連の事業を見ると、市塙学童施設整備事業には1億0363万円を計上した。市貝小学校校庭南側に、定員120人規模の430平方mの施設を整備する計画となっており、夏ごろに着工して年度内の完成を目指す。
自然環境調査業務委託事業には300万円を配分し、町内の希少な野生動植物の生息状況(鳥類含む)を調査して現状を把握する。団体営農地耕作条件改善事業には2631万円を計上し、市塙古都地区の水路整備を行う。
道の駅「サシバの里いちかい」では、出店者用のストックヤードの整備工事を行うため、ストックヤード設置事業に2064万円が計上されている。
町道は、6路線の道路改良事業に3億3354万円を計上している。事業の内容は▽塩谷続谷線(L約470m)の歩道設置および改良工事(3工区)▽市塙椎谷線の整備に向けた用地購入▽赤羽工業団地線および赤羽工業団地南線の表層舗装工事(L約650m)▽大橋篭堰線の西側排水路付替工事(L600m)▽赤羽小山線の歩道設置改良工事(L約100m)-となっている。
赤羽の4地区を対象とした地籍調査事業には5056万円を配分し、同5地区の事前準備も実施する。上根橋のPCB塗膜除去設計の委託料には400万円を計上した。上根橋の工事は、25年度を予定している。
学校施設は、全4小中学校を対象とした校舎のLED照明導入事業に197万円を予算化している。この事業では、リースによる整備を計画している。
特別会計は、農業集落排水事業が12.6%減の7600万円となった。公共下水道事業は11.5%増の2億9000万円で、上根地区の管渠築造工事を行う。
建設関連の主な事業は次の通り。(▼は新規、単位・万円)
《一般会計》
【総務関係】
▽移住定住促進事業(住宅購入者等に補助)=710
▼市塙駅舎外壁デザイン更新事業=30.4
【民生関係】
▼市塙学童施設整備事業=1億0630
【環境(サシバの里)関係】
▼自然環境調査業務委託事業=300
▽家庭用ゼロカーボン推進補助事業(再生可能エネルギー設備等を普及)=420
【農林関係】
▽畜産担い手育成総合整備事業(設備投資を支援)=6133
▽団体営農地耕作条件改善事業=2631
▽農業競争力強化農地整備事業(椎谷地区および上赤羽地区の区画整理および大区画化への負担金)=1086
【商工観光関係】
▽企業立地奨励事業(企業の新設および増設に奨励金を交付)=1720
▼道の駅ストックヤード設置事業=959
【土木関係】
▽地籍調査事業=5056
▼PCB塗膜除去設計委託事業=400
▽道路改良事業(改良工事・設計等)=2億8220
▽空き家バンクリフォーム等補助事業=250
【教育関係】
▼小中学校校舎LED照明導入事業=197
▼小中学校バリアフリー事業(階段にスロープを設置)
▼小学校内電話整備事業=616
▼夜間照明プレイングタイマー交換工事事業(公民館野球場、サッカー場)=250
《農業集落排水事業特別会計》
▽施設管理事業(赤羽西南地区処理場の維持管理)=1687
《公共下水道事業特別会計》
▽管渠築造工事事業=1億1200