真岡南バイパスで橋梁下部工 12月補正 竜舞足利線は用地測量(栃木県道路整備課)
[2024/1/18 栃木版]
県は12月の補正予算で、公共事業費に311億2707万円を追加した。このうち道路整備課には約80億円を配分し、主に国道408号など道路ネットワークの強化に向けた事業を推進する。追加した事業費は用地取得や一部起債の償還に充当するほか、工事も国道408号真岡南バイパスの橋梁下部工や国道294号二宮拡幅の道路改良工事、主要地方道西那須野那須線黒磯那須バイパスの道路改良工事などを前倒して発注する予定。足利スマートICアクセス道路となる県道竜舞足利線は、用地測量を発注する。
補助事業については10カ所に48億6300万円を配分し、補正後の額を159億1300万円とする。このうち、交通円滑化では国道408号の宇都宮高根沢バイパスで舗装工事や橋梁上部工の発注済みの債務の償還、真岡宇都宮バイパスで補強土壁工事や道路改良工事を予定し、真岡南バイパスは真岡IC南交差点の立体交差に向けた地盤改良工事のほか橋梁下部工を発注する。
地域連携は、国道294号二宮拡幅の道路改良工事を実施するほか、このほど発注した主要地方道宇都宮向田線板戸大橋の橋梁上部工の債務に充当する。足利スマートICのアクセス道路となる県道竜舞足利線の山下町工区は、用地測量に着手。道路メンテナンスは、主要地方道藤岡乙女線の乙女大橋の架け替えで、発注済みの橋梁下部工の債務に充当する。
無電柱化は、主要地方道那須黒羽茂木線の茂木工区で引き続き電線共同溝工事を発注するほか、国道294号の旭交差点も残る道路改良工事を発注する。県道石末真岡線の中郷・萩田工区は工事が概成し、今後は道路照明工事を予定する。
社会資本整備総合交付金事業には19億3500万円を追加して、補正後の額を76億3400万円とした。国道293号の楡木バイパスII期や国道121号の文挾バイパス、県道築地吉水線の築地工区で用地取得を進め、主要地方道栃木二宮線の長島工区は水路に架かる無名橋の上部工を実施する。国道461号の大平工区は、バイパスの整備に向けて用地測量を実施し、県道結城石橋線の花田工区は産業団地入口付近の道路改良工事を予定する。
防災・安全交付金には12億0200万円を計上し、災害に強い道路に向けた整備を推進する。国道121号の安塚II工区は拡幅改良、主要地方道川俣温泉川治線の日向工区は落石防止柵工事を発注し、主要地方道西那須野那須線の黒磯那須バイパスや国道293号の三輪工区では道路改良工事を実施する。
補正予算で事業費を追加した主な箇所は次の通り。(▽箇所名・工区・市町村=事業内容)
【補助事業】
〈交通円滑化〉
▽国道408号・宇都宮高根沢バイパス(宇都宮市、高根沢町)=工事(舗装、橋梁上部)
▽国道408号・真岡宇都宮バイパス(宇都宮市)=工事(補強土壁、道路改良)
▽国道408号・真岡南バイパス(真岡市)=工事(地盤改良、橋梁下部)
〈地域連携〉
▽国道294号・二宮拡幅(真岡市)=工事(道路改良)
▽主要地方道宇都宮向田線・平出板戸II期(宇都宮市)=工事(橋梁上部)
▽県道竜舞足利線・山下町工区(足利市)=用地測量
〈道路メンテナンス〉
▽主要地方道藤岡乙女線・乙女大橋(小山市)=工事(橋梁下部)
〈無電柱化〉
▽主要地方道那須黒羽茂木線・茂木工区(茂木町)=工事(電線共同溝)
▽県道石末真岡線・中郷・萩田工区(那須烏山市)=工事(道路照明)
▽国道294号・旭交差点(那須烏山市)=工事(道路改良)
【社会資本整備総合交付金】
〈拠点間の連携・交流を支えるとちぎの道づくり〉
▽国道293号・楡木バイパスII期(鹿沼市)=用地
▽国道121号・文挾バイパス(日光市)=用地
▽主要地方道栃木二宮線・長島工区(真岡市)=工事(橋梁上部)
▽国道461号・大平工区(那珂川町)=用地測量
▽県道築地吉水線・築地工区(佐野市)=用地
〈とちぎの成長・発展を支える社会基盤整備〉
▽県道結城石橋線・花田工区(下野市)=工事(道路改良)
【防災・安全交付金】
〈とちぎの安全・安心を確保する強くしなやかな道路づくり〉
▽国道121号・安塚II工区(壬生町)=工事(道路改良)
〈防災・災害対策推進による災害に強い道路の整備〉
▽主要地方道川俣温泉川治線・日向工区(日光市)=工事(落石防止柵)
▽主要地方道西那須野那須線・黒磯那須バイパス(那須塩原市、那須町)=工事(道路改良)
▽国道293号・三輪工区(那珂川町)=工事(道路改良)