[2024/1/10　栃木版]

　国交省関東地方整備局は10日に、建設工事発注見通し(1月期・250万円超)を公表する。県内の5事務所は合わせて12件の発注を予定し、このうち宇都宮国道事務所は矢板出張所管内橋梁補修維持工事を一般競争入札で発注。渡良瀬川河川事務所は河川維持管理工事4件を、日光砂防事務所は小米平上流砂防堰堤改築工事と奥鬼怒工事用道路工事をそれぞれ一般競争入札で発注する。鬼怒川ダム統合管理事務所は、川治ダム他土砂掘削工事などの発注を予定する。＝3面に事務所別の発注予定

　1月期の発注見通しは、港湾空港を除き一般競争入札(政府調達協定対象)3件、一般競争入札159件、一般競争入札(拡大)16件、公募型指名競争入札32件の計210件。工種別では一般土木36件、アスファルト舗装工事4件、造園工事26件、維持修繕工事108件などとなっている。

　県内の事務所は、一般競争入札(拡大)で宇都宮国道事務所2件と鬼怒川ダム統合管理事務所2件の計4件を発注する。一般競争入札は、宇都宮国道事務所が1件、渡良瀬川河川事務所が4件、日光砂防事務所が2件、鬼怒川ダム統合管理事務所が1件を予定する。

　事務所別でみると、宇都宮国道事務所は2024年度の国分寺・小山出張所管内と矢板出張所管内の緑地管理工事をそれぞれ一般競争(拡大)で発注するほか、矢板出張所管内橋梁補修維持工事を24年度の第1四半期に一般競争入札で発注する。矢板出張所管内の橋梁の応急処理工で、工期は20カ月、発注規模は1億円から2億円未満を見込む。

　渡良瀬川河川事務所は、24・25年度の佐野河川管内左岸維持管理工事と足利管内右岸維持管理工事、24年度の佐野河川管内右岸維持管理工事と桐生管内維持管理工事の計4件を、いずれも一般競争入札で第4四半期に発注する。

　日光砂防事務所は、小米平上流砂防堰堤改築工事と奥鬼怒工事用道路工事の2件を、第1四半期に一般競争入札で発注する。発注規模は小米平上流砂防堰堤の改築工事が1億円から2億円未満、奥鬼怒工事用道路工事が6000万円から1億円未満を予定する。

　鬼怒川ダム統合管理事務所は、一般競争入札(拡大)で五十里ダムと川治ダムの24・25年度の管内維持工事を発注するほか、川治ダム他土砂掘削工事を第1四半期に一般競争入札で発注する。土砂掘削工や土砂運搬工、仮設工の内容で、発注規模は1億円から2億円未満を見込む。

　このほか県内を施工場所とする案件は、常陸河川国道事務所が24・25年度の那珂川上流管内維持管理工事を一般競争入札で発注する。那須烏山市での除草工や堤防養生工、清掃工、応急処理工、および情況把握で、発注規模は1億円から2億円未満とする。　下館河川事務所は、24・25年度の伊讃管内と真岡管内の維持管理工事を追加した。いずれも堤防除草工や河川維持工、情況把握業務の内容で、発注規模は伊讃管内が2億円から3億円未満、真岡管内が1億円から2億円未満を予定する。

　利根川上流河川事務所は、24年度の渡良瀬川左岸河川維持工事を第4四半期に一般競争入札で発注する。こちらも堤防除草工や堤防養生工、清掃工、維持工、情況把握の内容で、発注規模は1億円から2億円未満を見込んでいる。