道の駅みぶを再整備 振興計画実施計画 国谷駅西側に駅前広場(壬生町)
[2024/1/6 栃木版]
壬生町はこのほど、2024・25年度の町総合振興計画実施計画をまとめた。この計画では、将来都市像の実現に向けた施策体系や主要事業などを明らかにし、実施計画では2年間の予定事業を示している。建設関連では道路や上下水道などのインフラ整備などのほか、旧庁舎の跡地利活用事業、道の駅「みぶ」の再整備事業、国谷駅前広場整備事業、学校施設の長寿命化改良などを挙げている。=2面に総合振興計画実施計画の建設関連事業一覧
総合政策課では、本庁舎跡地利活用検討事業で24年度に1億5200万円を計上した。同事業では利活用事業を行う業者をプロポーザル方式で募集しており、10日から19日までに参加表明書を町総合政策課企画調整係へ持参する。
健康福祉課では、保健福祉施設改修等事業で24年度に432万円、25年度に1853万円を配分した。24年度は空調機交換工事、25年度は外壁改修工事を予定している。
商工観光課では、新産業団地整備事業に24年度・25年度それぞれ2億円を計上し、県が主体で整備に着手する中泉地区の産業団地造成事業への負担金に充てる。
おもちゃ博物館改修等事業は、24年度に2264万円、25年度に2568万円を配分した。長寿命化事業を進め、自家発電装置の改修などを計画している。
道の駅「みぶ」の再整備事業は、24年度に4億7484万円、25年度に1億8282万円を見込んでいる。活性化基本計画によると、再整備ではトイレの再整備、駐車場の増設、商業エリアの拡充・整備、複合施設の整備などを計画している。
生活環境課では、清掃センター改修工事で24年度に5000万円、25年度に7935万円を配分した。24年度に二重ダンパーと固化物バンカーの更新、25年度に白煙防止装置の更新を予定している。
建設課は町道整備で、社会資本整備総合交付金による道路改良事業に24年度1億4600万円、25年度1億1800万円を計上。おもちゃ団地内の重要物流道路改良事業では、24年度に1億8300万円、24年度に2億0300万円を計上した。
道路はこのほか、町道単独道路整備事業で24年度と25年度にそれぞれ7000万円、町道修繕事業で24年度と25年度にそれぞれ1億4700万円を計上している。
都市計画課では、壬生スマートIC整備事業で24年度に4287万円、25年度に2億1105万円を計上した。壬生PAスマートICは、国谷地内の北関東自動車道壬生PAにSA・PA接続型で設置する。24年度には地質調査や詳細設計にも着手し、地元住民の了解が得られれば用地測量も行う。
東武線の駅整備は、国谷駅前広場整備事業で24年度に2億円、25年度に1億7934万円を計上し、駅西側の3825平方mに駅前広場の整備を進める。中型バスも利用できるロータリーを設置し、広場西側には駐輪場(北60台、南50台)を設ける。広場全体をバリアフリー化する計画で、防災ベンチの設置や無電柱化も検討する。設計は、協和測量設計(宇都宮市)が担当した。
水道課では、配水管整備等を行う配水設備事業で24年度と25年度にそれぞれ2億8000万円を計上している。
下水道課では、水処理センターの改築更新事業で24年度に6億6800万円、25年度に8億0400万円を計上した。公共下水道事業の汚水では24年度に1億0800万円、25年度に1億1080万円、雨水では24年度に1億8370万円、25年度に1億1640万円を計上している。
学校教育課では、学校施設改修事業で24年度に1億9064万円、25年度に2億5055万円を計上した。23~24年度に安塚小学校の普通特別教室棟の長寿命化改良工事を行い、24年度は2期工事として1階の内装をメーンに工事を予定している。このほか、南犬飼中学校の普通教室棟、壬生小学校の体育館の長寿命化改良事業を計画しているが、実施時期は未定。南犬飼中学校の設計は、池澤設計(宇都宮市)が担当した。