地区センターを新築 矢本作田浦/24年度に設計委託へ(宮城県 東松島市)

[2023/12/14 宮城版]
 東松島市は、矢本字作田浦地区に学習等供用施設(地区センター)を新築する計画だ。2024年度に新築設計を委託し、25年度で補助金の申請手続きを進め、26年度で着工する見通し。同じ矢本にある既存の関の内地区学習等供用施設(関の内地区センター)は、27年度に大規模改修工事の着手を予定している。

 地区センターの新築場所は、県営矢本下浦住宅(矢本字下浦184)の集会所の跡地を想定している。この集会所は平屋100平方m程度の規模で、今後に県が解体撤去する予定。土地は市有地で、公園が隣接している。

 新たな地区センターの規模や機能は、既存の関の内地区センターと同じようになる見込み。建物はRC造平屋300平方m程度の規模を構想。下浦地区や作田浦地区、あおい地区の住民が利用することになる見込み。

 関の内地区センターは国道45号の南側にあり、新たな地区センターを45号の北側に建てることで、地区内のバランスを取る。

関の内地区センターは大規模改修へ

 関の内地区センターの所在地は矢本字関の内55-5で、敷地面積が1341平方m。建物はRC造平屋345平方mの規模。集会室や休養室、保育室、研修室(調理室)、トイレなどが設けられている。こちらは大規模改修工事を行う考え。

 市内の地区センターについては、本年度に沢田・前里地区センター(小松地区学習等供用施設)と、南区西地区センター(南赤井地区学習等供用施設)の大規模改修工事を実施している。

 沢田・前里の工事は税抜き1億1925万円、南区西の工事は同1億2186万円でともに加藤工務店(東松島市)に発注した。工期は沢田・前里が2024年2月29日まで、南区西が同年5月31日まで。

 今後は表地区センター、道地地区センター、中区地区センターでも大規模改修工事を行う。表は24年度、道地と中区が25年度ごろの工事発注となる見通し。大規模改修工事の設計業務は表をSUN総合(仙台市青葉区)、道地をマド建築綜合設計(同)、中区をE&C総合コンサルタンツ(石巻事務所・石巻市)に委託した。

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