複合化の方針決まる 総合教育センター建替え(習志野市)
[2023/12/13 千葉版]
習志野市は、総合教育センター再整備に向けた基本方針をとりまとめた。老朽化した施設の再整備を3年程度、前倒す方向性が盛り込まれている。現地建て替えにあたっては、実花公民館や東習志野図書館、東習志野コミュニティセンターなど、周辺施設を複合化する。11月に設置した課長級の基本構想策定委員会(委員長・島本博幸学校教育部長)で必要な機能や施設規模など基本事項を整理、2024年10月をめどに基本構想を策定することにしている。
総合教育センターの再整備については、第2次公共建築物再生計画(2020~37年度)で、周辺施設と複合化して建て替えすべきと位置づけられている。工事時期は29~31年度の3カ年。
だが、老朽化の状況から早急な対策が必要と判断。第3次公共建築物再生計画(26~43年度)の計画期間の26年度以降、すみやかに着手できるよう現計画の中間見直し(3月)で、建て替えの時期を前倒す方針が示されていた。中間見直しにおける想定事業期間は26~28年度、総事業費は17億5900万円。
今後は、基本構想の策定を進め、「第3次公共建築物再生計画」に前倒し整備の方針を正式に反映後、設計や施工に着手する。
東習志野文教地区の一角にある習志野市総合教育センターは、教育関係の研究、研修、教育相談、情報教育などの機能を備え、教育振興の一翼を担っている。
敷地面積は4111平方m。RC造2階建て延べ2619平方m。1975年度の建築。Is値0・56。1階は事務室と多目的スペースとして利用できるロビー、2階はレクチャーホール(145席)や研修室5部屋などからなる。