造園工の安全衛生学ぶ リスクアセスで研修会(千葉市造園緑化協同組合)

[2023/12/9 千葉坂]

鈴木委員長

鈴木委員長

 千葉市造園緑化協同組合(吉田等理事長)は、建設業労働安全衛生リスクマネジメント研修会を、12月1日に千葉市内のホテルで開いた。研修には組合員約30人が参加。「造園工事業における労働災害防止対策について」をテーマとした研修へ熱心に取り組み、安全衛生へ配慮した環境づくりを構築するための知識や考え方を学んでいる。

 開会にあたり、同組合技術委員会の鈴木康史委員長があいさつ。各組合員の普段からの努力により、深刻な状況に至ってはいないものの、業界全体として事故が多発していることに言及。事故は当人のみでなく、会社やその周辺、ひいては組合にも大きな影響を及ぼす可能性があることから「安全対策には十分に留意し作業されるよう、事故対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけるとともに、今回の研修内容を今後の現場における安全衛生に役立ててほしいと結んでいる。

 その後は研修に移行。総合建設会社で、千葉県・茨城県の工事現場を中心に営業所長を長年にわたり務めた後、営業や安全環境部長としても活躍し、現在は土浦労働安全コンサルタント事務所の代表として、建設業労働災害防止協会による安全や技能に関する講習も実施しているという佐々木哲美氏が、昨年に続き講師を担当した。

約30人が集い、安全活動へ向けた知識を共有した

約30人が集い、安全活動へ向けた知識を共有した


 佐々木講師は、現場経験に裏打ちされた豊富な知識や考え方などをもとに「自らの安全活動を始めよう!~知識から行動への道~」を掲げ、▽ルールについて考える▽労働災害の現況と社会の動き▽気軽にできる仕組みづくり▽今一度基本を見直そう!▽最近の話題──を題目とした研修を展開。組合員は熱心に耳を傾け、研さんを積んでいる。
佐々木講師㊧による研修が実施された

佐々木講師㊧による研修が実施された

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