合同庁舎再整備へ実施設計 匝瑳、銚子2地区で(千葉県)
[2023/11/8 千葉版]
県は7日、匝瑳、銚子両地区の合同庁舎建築工事について、実施設計業務の委託事業者を選定する簡易公募型指名競争入札を公告した。新庁舎の規模は順に3230平方m、2450平方mを想定している。2024年度までに実施設計をとりまとめ、25年度の着工を目指す。
同業務では、基本設計の成果を踏まえ、構造や電気設備、機械設備、外構の実施設計のほか、積算や概略工程表の作成などを担当する。履行期限は25年2月末まで。
応募資格要件として、県建設工事等入札参加業者資格者名簿の建築関係建設コンサルタント業務に登載されていることや県内に本店があることのほか、業務経験などを求める。8日~20日に応募調書資料、24年1月22日~23日に入札書をそれぞれ受け付け、1月24日に開札する。
この入札は一抜け方式を採用する。匝瑳、銚子の順に開札し、先に落札者となった者は、その後の入札が無効となり、他の応札者から落札者を順次決定する。
匝瑳庁舎の建設場所は、匝瑳市内の県有地である匝瑳市分庁舎の敷地。市役所に近接しており、来庁者にとって利便性が良く、想定している庁舎規模の建設が可能であることから選定した。敷地面積は3330平方mとなっている。
新庁舎の規模は、合同庁舎棟がRC造4階建て延べ2681平方m、車庫倉庫棟がS造2階建て延べ474平方m、水防倉庫棟がS造平屋74平方mを想定。工事費は23億9215万円を概算している。
基本設計は千都建築設計事務所(千葉市美浜区)がとりまとめた。
銚子合同庁舎の建設場所は銚子市内の県有地である旭県税事務所銚子支所敷地2502平方mと海匝健康福祉センター敷地1120平方mの計3622平方m。JR銚子駅に近く、来庁者にとって交通アクセスや利便性が良いほか、想定している庁舎規模の建設が可能であることから、選定している。
新庁舎の規模は、合同庁舎棟がRC造4階建て延べ1976平方m、車庫倉庫棟がS造平屋480平方mを想定している。概算工事費は18億4279万円となっている。
基本設計業務はカトウ建築事務所(千葉市中央区)が担当した。