交流センターのプロポ公告 新築へ基本構想・計画(宮城県 登米市)
[2023/10/28 宮城版]
登米市は27日、地域交流センター(仮称)の整備に向けた基本構想・基本計画策定支援業務について、公募型プロポーザルを公告した。11月16日まで参加表明書、12月19日まで提案書を受け付け、審査を経て優先交渉権者を選定し、12月28日に結果を通知する予定。同センターの整備は本年度から2カ年かけて基本構想・基本計画をまとめ、25~26年度の2カ年で基本設計・実施設計を作成し、27年度の建設着工、29年度の完成を見込む。
同センターは市役所と議会、公民館、保健センター、図書館の機能を合わせた多機能型複合施設とする。市役所の本庁舎機能は現在、迫庁舎と中田庁舎、南方庁舎に分散しており、これらを同センターに集約する。
建設場所は現市役所本庁舎(迫庁舎)の隣接地で、住所が迫町佐沼字中江2丁目6-1他。総敷地面積は4万7468平方mで、この中には迫中江中央公園や市道が含まれる。建ぺい率は60%、容積率が200%。
想定する施設規模は延べ床面積で2万0900平方m程度。内訳は公民館を含む市民交流機能が1万0350平方m、保健センターが400平方m、図書館が3500平方m、議会が1820平方m、行政機能が4830平方m。
基本構想・基本計画の策定支援業務は、施設の性能と規模、施設を生かした中心市街地の活性化方策、概略施設計画、施設維持管理計画、事業手法、事業スケジュール、概算事業費の比較などを検討し、基本構想と基本計画の策定を支援する。
履行期間は2025年3月26日まで。ただし、基本構想の策定は24年6月28日までとする。委託上限額は税込み4318万0500円以内。内訳は23年度が同1760万円以内、24年度が同2558万0500円以内。
プロポの参加資格は、単体か設計JVとする。単体とJVの代表者は、市の「建築関係建設コンサルタント」の「建築一般」部門で登録していることなど。
参加表明書を受け付けた後は、11月20日に資格審査結果を通知し、提案書の提出を求める。プレゼンテーションは12月26日に予定。優先交渉権者とは来年1月上旬に詳細協議を行って契約を結ぶ予定。
市では中心市街地で空洞化・スポンジ化による市街地の活力の低下や、公共施設・インフラ施設の老朽化に伴う維持管理費の増加などが懸念されているため、魅力、にぎわい、活力を感じられる中心市街地の形成に向けて、多機能型複合施設の同センターを整備する。