3者2人に栄誉 建設業者表彰 梅原工務店が2年連続(常陸太田市)
[2023/10/21 茨城版]
常陸太田市は20日、2回目となる市建設業者等表彰の受賞者を発表した。受賞したのは、いずれも優良建設工事表彰(1000万円以上の部)の3者2人となり、梅原工務店は前年度に続いて2年連続の受賞となった。表彰式は、11月15日に市役所で開催される予定だ。
この表彰制度は、市が発注する建設工事や建設コンサルタント業務などにおいて、優れた成績を収めた受注者及び技術者を表彰することにより、受注者及び技術者の意欲の高揚を図り、将来にわたる建設業界の維持・発展と公共事業の品質確保を図ることを目的としている。対象は、優良建設工事表彰が1000万円以上の部と1000万円未満(130万円以上)の部、優良建設コンサルタント業務等表彰、優良技術者表彰の計4部門となっている。
今回の表彰対象となったのは、22年度に完了した工事135件とコンサル65件。このうち、主管課長から推薦のあった工事を、9月11日に開かれた市建設業者等表彰審査委員会(委員長=田中慈和副市長)で審査し、受賞者を決定した。
今回の受賞者は、「04国補都構第2-1-5号(都)新宿西宮線道路改良舗装工事」を施工した梅原工務店と優秀技術者の寺田啓紀氏、「04市単第1-1号市道0120号線(和田岩手線)道路改良舗装工事」を施工した水府工務店、「04防安交第1-4-1号市道0208号線(新宿天神林線)道路改良工事」を施工した日立商事と優秀技術者の木内正勝氏で計3者2人。いずれも1000万円以上の部による表彰で、建設コンサルタントの受賞者はなかった。
市の建設業者等表彰は、本年1月に表彰要項が定められ、3月に初の表彰式が行われた。優良建設工事表彰の2部門では、工事成績評定が80点以上となったもののうち、市内業者(難工事で表彰すべきものは市外含む)であり、前年度に完成した市発注工事の工事評定平均点が70点以上になる者を対象とする。
優良技術者表彰では、優良建設工事表彰や優良建設コンサルタント業務等表彰を受けた工事や業務に従事した者(建設工事は監理技術者や主任技術者、建設コンサルタント業務等では主たる業務分野の管理技術者)を対象に表彰する。
今回も受賞者はなかったものの、優良建設コンサルタント業務等表彰では、50万円以上の業務(設計、測量、調査業務)で業務委託成績表が80点以上となったものを対象としている。このうち、市内業者(創造性又はアイデアを求められる業務を行い、表彰すべきものについては市外含む)であり、前年度に完成した市発注建設コンサルタント業務の評定平均点が70点以上の者を表彰する。
以下、受賞者と対象工事などは次の通り(敬称略)。
【優良建設工事表彰】
〈1000万円以上の部〉
▽梅原工務店(梅原基弘代表取締役)=04国補都構第2-1-5号(都)新宿西宮線道路改良舗装工事
▽水府工務店(平山巖代表取締役)=04市単第1-1号市道0120号線(和田岩手線)道路改良舗装工事
▽日立商事(小林啓繁代表取締役)=04防安交第1-4-1号市道0208号線(新宿天神林線)道路改良工事
【優良技術者表彰】
▽寺田啓紀(梅原工務店主任技術者)=04国補都構第2-1-5号(都)新宿西宮線道路改良舗装工事
▽木内正勝(日立商事主任技術者)=04防安交第1-4-1号市道0208号線(新宿天神林線)道路改良工事