長寿命化設計に着手 山梨・富士吉田青年の家(習志野市)
[2023/10/20 千葉版]
習志野市は、老朽化した富士吉田青年の家の長寿命化改修設計業務について、委託事業者を選定する一般競争入札を公告した。予定価格は2647万7000円(税込み)。履行期限は2024年12月まで。具体的な改修施設や改修箇所は今後、設計の中で検討するが、バリアフリー化など「新しい時代を見据えた施設、設備の整備を行う」(生涯学習施設改修整備計画)ことにしている。想定工事費は3億円、工期は18カ月。
富士吉田青年の家(山梨県富士吉田市上吉田)は、富士山の北麓、海抜875mに位置する。敷地面積は1万4951平方m。1973年11月に設置、ことし11月に50周年を迎える。
主要建築物は、本館(RC造2階建て延べ1002平方m)、体育館(RC造一部S造2階建て延べ900平方m)、物置(S造平屋25平方m)、ポンプ室(CB造平屋34平方m)、屋外洗面・炊事場(S造平屋36平方m)、渡り廊下(S造平屋28平方m)。このほか、屋外施設としてキャンプ場、駐車場を付属している。
宿泊定員は、本館棟6部屋60人、体育館棟4部屋40人の計100人。
設計にあたっては、施設を使用しながら工事を実施する計画とし、利用者や施設運営に十分配慮し、工事範囲の比較検討を行ったうえで工期、工程を決定する。
入札参加資格は、習志野市入札参加資格者名簿の登録区分「測量・コンサル」、希望業務「建築関係建設コンサルタント業務(建築一般)」に登載され、県内に本店または営業所があること。
また、経験として、官公庁が発注したRC造またはS造の、延床面積1000平方m以上の大規模改修工事に伴う設計業務を履行した実績を求めている。
参加申請書を24日まで受け付け、確認通知書を24日~25日に発行。入札書を27日~11月2日に受け付け、6日に開札する予定だ。