交流拠点に3.9億円 特産品の研究開発拠点も整備(境町補正)
[2023/9/13 茨城版]
境町は、第3回町議会定例会に9月の補正予算案を提出し、原案通り可決成立した。それによると、一般会計には69億2919万円を追加し、総額を243億6732万円とする。主なものでは、(仮称)インバウンド等交流拠点施設整備事業の実施設計委託料と工事費に3億9800万円、(仮称)境の魅力ある食開発拠点施設整備事業の実施設計委託料と工事費に3億9940万円を確保した。このほか、公私連携型保育所への遊具設置工事費を予算化している。
インバウンド等交流拠点施設整備事業では、実施設計・監理業務委託料に1210万円、整備工事費に3億8590万円を配分する。この事業は、デジタル田園都市国家構想交付金(地方創生拠点整備タイプ)を活用して行うもの。食をテーマとしたインバウンドとの交流拠点を整備していく。
境の魅力ある食開発拠点施設整備事業では、実施設計・監理業務委託料に1890万円、整備工事費に3億8050万円を投じる。この事業もデジタル田園都市国家構想交付金(同タイプ)を活用して行うものとなる。町では冷凍技術などを活用した新たな特産品の研究開発生産拠点を整備することを計画する。
子ども・子育て支援事業では、遊具設置工事費に289万円を計上。西泉田の公私連携型保育所「コビープリスクールさかい」に遊具を設置する。
このほか、ブランドアップ推進事業は、デジタル田園都市国家構想交付金(地方創生推進タイプ)を活用して行う。干し芋やウナギなどの特産品改良開発および、「境町ブランド」の構築に関わるコンセプトの検討やPR動画の作成などを実施する。
また、子ども・子育て支援事業計画作成業務委託では、23-24年度の2カ年で総額640万円の継続費を設定した。この業務は当初、本年度中に策定する予定だったが、計画を変更し、24年度まで延長して実施することになった。