新4号沿いに道の駅 新たな産業団地の整備も計画(上三川町)
[2023/9/6 栃木版]
上三川町は、新たな産業基盤や観光交流機能の創出を目指し、磯岡地内の新4号国道沿いに道の駅や産業団地の整備を計画している。町商工課によると、産業団地は2023年度中に基本計画を策定。また、道の駅は24年度を目途に基本構想や基本計画を策定し、早期の開発を目指すとしている。9月補正予算では、道の駅基本構想および基本計画の策定業務の委託料に2579万円、産業団地基本計画策定業務の委託料に3713万円を配分している。
道の駅について町は、建設予定地が交通の要衝で立地特性が高く、宇都宮市など近隣市町の圏域人口も多いほか、北側にある宇都宮市のインターパーク地区の大型商業施設も生かした集客も期待できることから、町の活性化につなげたいとしている。
道の駅の建設予定地は、新4号国道と一般県道雀宮真岡線が交差する、磯岡交差点南西側の約6haとなっている。町では整備に向けて、地権者への説明会を行っている。
24年度にも策定する基本構想や基本計画には、施設コンセプトや事業スケジュールなども盛り込むとしている。
産業団地は、新4号国道沿いに上三川インター南産業団地を計画して県へ整備を要望し、県土地開発公社が21年度に造成を完了させたが、すでに全区画の分譲が完了している。分譲完了後も、町に対して工場などの進出について、多くの企業から引き合いがある状況となっている。
町はこの状況を考慮して、雇用の確保、税収の増加、定住人口の増加などを目指し、新たな産業団地を整備して町の振興を図る考え。新しい産業団地の整備予定地は、新4号国道沿いで道の駅建設予定地南側の約40haとなっている。
23年度中に策定する基本計画には、区画数のほか、区画道路・調整池・公園等の一般的な産業団地の施設など、整備内容を盛り込むとしている。