小学校新設に継続費59億円 浄化センター包括管理で債務(千葉市)
[2023/9/2 千葉版]
千葉市(神谷俊一市長)は1日、6日開会の市議会定例会に提出する補正予算案を発表した。予算規模は一般会計が12億2100万円、特別会計が5億9700万円。美浜区の幕張新都心若葉住宅地区に新設する小学校の工事費で継続費を設定したほか、浄化センターの包括的維持管理で債務負担を設定している。
若葉住宅地区小学校新設事業で総額59億7200万円の継続費を設定。年割額は23年度700万円、24年度8億0800万円、25年度48億6500万円、26年度2億9200万円となっている。
打瀬小学校の過大規模校化を解消するため、美浜区若葉3丁目の幕張新都心若葉住宅地区に小学校を新築する。建設予定地は小学校・公益施設用地を活用し、面積は1万8313平方mを想定している。
施設規模は校舎棟が3階建て延べ6988平方m、屋内運動場が平屋945平方m、給食室が平屋310平方m、プールが164平方m、屋外施設(4室)が平屋85平方m。建物の構造はいずれもS造とする。基本・実施設計は千都・能城設計共同体が担当。
実施設計を進めており、年内にとりまとめる。予算が承認されれば、施工者の選定を進め、2024年度の着工、26年4月の開校を目指す。
新庁舎整備では9212万円を計上するとともに、24年度までに限度額15億1749万円の債務負担を設定。建築資材価格や労務単価の上昇に伴い、経費を追加する。
ちば消防共同指令センターの指令システム更新について、24年度~26年度に限度額52億7300万円の債務負担を設定。一般会計ではこのほか、千葉マリンスタジアム屋根梁などの塗装修繕1億5400万円、企業立地促進4億4000万円などを盛り込んでいる。
動物公園事業特別会計では、動物科学館の設備改修事業について、23年度~24年度に総額3億6800万円の継続費を設定している。
下水道事業会計では、浄化センター等包括的維持管理2件で債務負担を追加する。限度額は中央浄化センターなど54億4300万円、南部浄化センターなど134億9200万円。期間はいずれも24年度から28年度までの5年間とする。