初弾工の下部工発注 乙女大橋 その3工事も近く公告へ(栃木県監理課)
[2023/8/30 栃木版]
乙女大橋は大型車両の通行が多いものの、車道が狭くセンターラインもないため、交互通行に支障を来している。さらに、1955年度の建設で約68年が経過し老朽化が進行しているほか、水害など近年多発する自然災害に対応する必要から、安全性を確保するため架け替える。
現橋の橋長は367mで、幅員は車道のみの5.5mとなっている。上部形式は右岸側がRCT桁、左岸側がPCポステン桁の16径間で、下部工は重力式橋台2基とRC壁式橋脚15基で構成。また、沿線には乙女小学校や乙女中学校が立地しているため、県は通学路としての利用や自転車・歩行者の安全を確保する目的で、90年度に上流側へ橋長365.54m(8径間)、幅員3.3mの側道橋を設置している。
架け替え事業は2022年度から補助事業化され、新たな橋梁は現橋の下流側に位置をずらして設置する。事業区間は1080mで、このうち橋長は370.0m。幅員は車道3.25m×2車線に、自転車の通行を考慮して1.5mの路肩を両側に設置するほか、北側に2.5mの歩道を設けて計13.0mとする。
上部構造は8径間連続鋼細幅箱桁、下部構造は場所打ち杭基礎の逆T式橋台2基と場所打ち杭基礎の小判型壁式橋脚7基とする。概略設計や橋梁予備設計、橋梁詳細設計などは、富貴沢建設コンサルタンツ(宇都宮市)が担当した。
今回発注する初弾工は、「乙女大橋下部工建設工事その1」と「その2」の2件で、その1は思川右岸側のP1の場所打ち杭基礎小判型壁式橋脚の工事となる。躯体高は10.5m、場所打ち杭は延長39.5mで、180日間の工期で施工。その2は中央に位置するP4の同様の橋脚工事で、躯体高13.7m、場所打ち杭延長37.0mを同じく205日間の工期で施工する。
また、このあと公告を予定する「その3」は、左岸側のP6の橋脚工事で、同じく総合評価方式の条件付き一般競争入札で発注する。工事の内容は場所打ち杭基礎小判型壁式橋脚の工事で、躯体高17.7m、場所打ち杭延長43.5mを約17カ月の工期で施工する。
乙女大橋は大型車両の通行が多いものの、車道が狭くセンターラインもないため、交互通行に支障を来している。さらに、1955年度の建設で約68年が経過し老朽化が進行しているほか、水害など近年多発する自然災害に対応する必要から、安全性を確保するため架け替える。
現橋の橋長は367mで、幅員は車道のみの5.5mとなっている。上部形式は右岸側がRCT桁、左岸側がPCポステン桁の16径間で、下部工は重力式橋台2基とRC壁式橋脚15基で構成。また、沿線には乙女小学校や乙女中学校が立地しているため、県は通学路としての利用や自転車・歩行者の安全を確保する目的で、90年度に上流側へ橋長365.54m(8径間)、幅員3.3mの側道橋を設置している。
架け替え事業は2022年度から補助事業化され、新たな橋梁は現橋の下流側に位置をずらして設置する。事業区間は1080mで、このうち橋長は370.0m。幅員は車道3.25m×2車線に、自転車の通行を考慮して1.5mの路肩を両側に設置するほか、北側に2.5mの歩道を設けて計13.0mとする。
上部構造は8径間連続鋼細幅箱桁、下部構造は場所打ち杭基礎の逆T式橋台2基と場所打ち杭基礎の小判型壁式橋脚7基とする。概略設計や橋梁予備設計、橋梁詳細設計などは、富貴沢建設コンサルタンツ(宇都宮市)が担当した。
今回発注する初弾工は、「乙女大橋下部工建設工事その1」と「その2」の2件で、その1は思川右岸側のP1の場所打ち杭基礎小判型壁式橋脚の工事となる。躯体高は10.5m、場所打ち杭は延長39.5mで、180日間の工期で施工。その2は中央に位置するP4の同様の橋脚工事で、躯体高13.7m、場所打ち杭延長37.0mを同じく205日間の工期で施工する。
また、このあと公告を予定する「その3」は、左岸側のP6の橋脚工事で、同じく総合評価方式の条件付き一般競争入札で発注する。工事の内容は場所打ち杭基礎小判型壁式橋脚の工事で、躯体高17.7m、場所打ち杭延長43.5mを約17カ月の工期で施工する。