若草大橋延伸線の計画具体化 協議会を発足へ(千葉県ら)
[2023/8/22 千葉版]
若草大橋南側への道路延伸計画の具体化に向け、協議会を設置することが21日、分かった。千葉県土整備部や印西市、栄町で構成する予定で、23日に初会合を開く。協議会の規約制定や今後の進め方などを確認し、意見交換や検討を本格化する見通しだ。
県道美浦栄線のルート上にある若草大橋は、利根川に架設され、栄町と茨城県利根町を結ぶ延長1.7kmの有料道路。2006年4月に開通し、茨城県道路公社が管理している。
県内では国道356号安食バイパスに接続しているが、それ以南の延伸線は計画されていない状況。若草大橋延伸線は県北総地域の活性化に寄与する道路として必要不可欠となっている。
延伸線の結節点として計画されている主要地方道鎌ケ谷本埜線パイパスの完成が見えてきたため、若草大橋延伸線の早期事業化が強く求められている。
協議会の名称は、若草大橋延伸線協議会(仮称)。メンバーは、県土整備部の道路計画課、道路整備課、道路環境課、印旛土木事務所、印西市、栄町で構成する予定だ。佐倉市の県印旛合同庁舎で第1回協議会を開催する。
利根川沿線地域と千葉ニュータウン地区を結ぶ鎌ケ谷本埜線では、現道部の狭隘区間やカーブの連続している未改良区間の走行性、安全性、利便性を向上させるため、県がバイパス整備を進めている。延長は4.5kmで、早期の開通を目指している。