マリンスタジアム再整備 基本構想プロポ公告 (千葉市)
[2023/8/5 千葉版]
千葉市は4日、ZOZOマリンスタジアム(千葉マリンスタジアム)の再整備に向けた基本構想策定業務について、委託事業者を選定する公募型プロポーザルの手続きを開始した。現スタジアムの改修や新スタジアムの建設を比較検討し、整備の方向性を検討するもので、委託限度額は4198万7000円。18日まで参加申請を受け付ける。
竣工から30年以上が経過し老朽化が進んでいるため、幕張新都心のまちづくりを踏まえ、再整備の方向性を検討している。2022年度にみずほリサーチ&テクノロジーズ(東京都千代田区)に委託したスタジアムあり方検討基礎調査の結果を踏まえ、基本構想に着手する方針だ。
具体的には▽ビジョンの検討▽候補地の絞り込み▽コンセプトの検討▽民間事業者に対するマーケットサウンディング▽実施体制やスケジュールの検討・整理──などを実施し、基本構想案をとりまとめる。委託期間は24年9月30日まで。
プロポの参加要件として、市内に本店や営業所などがあることのほか、国内でプロスポーツ興行での利用を想定したスタジアム・アリーナなどを含む、まちづくりと一体となった施設整備の基本構想・基本計画などの業務実績を求めている。9月4日まで企画提案書を受け付け、9月中旬のプレゼンテーションを経て、優先交渉権者を選定する予定だ。
マリンスタジアムは、美浜区の幕張海浜公園内にある多目的野球場で、1990年2月に竣工。千葉ロッテマリーンズの本拠地として使用されている。規模は両翼99m、センター122mで、収容人数は約3万人。総事業費は123億円。元設計は富家建築事務所、元施工は大成・清水・西松・熊谷・五洋JVが担当した。