千葉県に4車線化や交差点改良など要望(国道409号道路整備促進期成同盟会)
国道409号道路整備促進期成同盟会(会長・粕谷智浩袖ケ浦市長)は2日、県に対し、道路整備促進に関する要望書を提出した。国道409号は県内陸部を縦貫し、成田から木更津まで県内11市町を結ぶ幹線道路。沿線地域の交通混雑解消に向け、4車線化や交差点改良などを強く求めた。
千葉市内で行われた要望活動には期成同盟会構成市町の首長らが出席。粕谷会長が池口正晃県土整備部長に要望書を手渡した。粕谷会長は「県の指定する緊急輸送道路として広域的な災害支援活動を支え、産学官の連携や企業の活性化、観光振興の推進に不可欠な道路」と強調し、道路整備の必要性を訴えた。
要望事項をみると、成田市や富里市では、東関道富里IC付近が一部4車線化されたが、成田市並木南交差点付近の未整備部分で慢性的に渋滞しているため、4車線化の早期整備を求めている。
八街市では住野十字路で東関道酒々井ICから直結する県道が交差することから、交通が集中しやすく、交通混雑が発生しているため、右折レーンを設置する交差点改良を要請した。
大網白里市では、経田交差点付近で整備が進む4車線化について、引き続き整備するよう要望。
茂原市では、上茂原交差点で県道へ右折する車両が朝夕を中心に多く、慢性的な渋滞が発生しているため、交差点改良や歩道整備を求めている。
袖ケ浦市では、横田地区の市街地で歩道がなく、大型車同士が通行する際、非常に危険な狭あい区間があるため、局所改良を要請。JR久里浜線東横田駅付近の踏切交差部では県道との変則交差点の早期改良を要望している。
この期成同盟会は、国道409号沿線の▽袖ケ浦▽富里▽市原▽成田▽大網白里▽茂原▽木更津▽東金▽八街▽長南▽長柄──の11市町で構成。関係機関への請願・陳情などを展開している。