工事成績優秀企業の局長認定 本県で17社を選定(関東整備局)

[2023/7/21 茨城版]
 国土交通省関東地方整備局は20日、優良工事等局長表彰に併せて本年度の工事成績優秀企業局長認定者を発表し、認定書が授与された。今回は、工事成績評定の平均点が80点以上で、かつ工事成績優秀認定企業としてふさわしい企業に98社(前年度78社)を認定した。最高点は83点だった。本県では、81点の常総開発工業(神栖市)、オカベ(日立市)、松原建設(稲敷市)、高橋建設工業(水戸市)の4社を最高に、80点の13社を含めて計17社が認定を受けた。認定企業は、工事を受注した際に発注者が行う中間技術検査を省略できるほか、総合評価方式でも企業評価が優位となる。

 工事成績評定は、国土交通省が請負業者の適切な選定や指導育成を図るため、01年3月に請負工事成績評定要領を規程。各地方整備局が発注する直轄工事で、工事の施工状況や工事目的物の品質などについて請負工事成績評定(工事成績評定)を実施している。06年度から始まった工事成績優秀企業認定制度は、本年度で17回目。工事成績評定の透明性確保と、民間事業者の一層の技術力向上などを目的としている。

 対象工事は、21年4月1日から23年3月31日までの2年間に完成した直轄土木工事(港湾空港部を除く)。対象工種は、工事請負業者選定事務処理要領に規定された22工種のうち、建築・機械・電気通信などを除いた11工種(一般土木、アスファルト舗装、鋼橋上部、セメント・コンクリート舗装、プレストレスト・コンクリート、法面処理、河川しゅんせつ、グラウト、杭打、維持修繕、橋梁補修)を対象とする。

 これら11工種から、3件以上完成した工事成績評定の結果をもとに、平均点が80点以上となり、工事成績優秀企業としてふさわしい企業を局長が認定する(指名停止など不適切な企業は対象外)。

 以下、ランキング入りした県内企業は次の通り。

 ▽81点=常総開発工業(神栖市)、オカベ(日立市)、松原建設(稲敷市)、高橋建設工業(水戸市)
 ▽80点=昭和建設(水戸市)、キムラ工業(牛久市)、常陽建設(取手市)、秋山工務店(日立市)、株木建設(水戸市)、菅原建設(水戸市)、長山工業(常陸大宮市)、高橋芝園土木(古河市)、北都建設工業(土浦市)、日東エンジニアリング(土浦市)、樋口土木(稲敷郡)、大坂建鋼(常総市)、新井土木(常総市)

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