230人と2団体に栄誉 国交省 建設功労者表彰式を開催(本県では佐々木氏ら4人)

[2023/07/11 茨城版]
 国土交通省は10日、「建設事業関係功労者等国土交通大臣表彰」の表彰式を開催した。今回の受賞者は測量や河川、道路など10分野の建設事業功労者230人と優良団体2団体となった。本県関係では、総合建設業関係で、県建設業協会理事の佐々木孝夫氏(65歳、龍ケ崎市)と常任理事の高橋修一氏(64歳、行方市)、県測量・建設コンサルタント協会元常任理事の山口博司氏(64歳、稲敷市)、県建築士会常務理事の久保田吉文氏(70歳、石岡市)の4人が受賞している。

 建設事業関係功労者国土交通大臣表彰は、建設産業の各分野で長年にわたり精励するとともに関係団体の役員を務め、業界の発展に寄与した個人や、地方業界の発展に貢献した団体などを表彰するもので、建設業など11分野でその功績をたたえている。対象は、国交省が評価する団体で5年以上役員を務め、30年以上同一業種に精励した優良企業の経営者らのほか、優良団体では国交省が評価する団体のうち、設立から20年以上経た優良な団体が対象となる。

 本年度の受賞者を分野別にその内訳をみると、収用委員会等委員が17人、総合建設業が52人、専門工事業が45人、不動産業が30人、測量事業が12人、建設機械が5人、都市計画事業が20人、河川事業が8人、道路事業が5人、住宅・建築事業が36人、優良団体が2団体となった。

 表彰式の会場となった本省大会議室には、全国から受賞者が集まった。国交省幹部が見守るなか、受賞者一人一人の名前が読み上げられ、各分野の代表者に石井浩郎副大臣が表彰状と記念品を手渡した。

 石井副大臣は「長年にわたって輝かしい功績を挙げられた」と述べ、受賞者の努力と苦労に感謝を伝えるとともに、「社会資本整備や災害からの復旧・復興に、皆様の力が不可欠」とさらなる協力を求めた。

 本県の受賞者のうち、山口氏は「この度は表彰を賜り、まことに光栄に存じます。今回の受賞は測量業界、各関係機関等の多くの皆様とともに頂いたものと考えます。自然災害の多発、少子高齢化問題など業界として抱える課題は多く、今回の受賞を励みに、なお一層精進して参る所存です」などとコメントしている。

 以下、本県関係の主な受賞者は次の通り(▽受賞者=[1]表彰理由概要[2]団体略歴)。

【総合建設業関係】
▽佐々木孝夫(65歳、龍ケ崎市、常磐建設代表取締役社長)=[1]多年建設業に精励するとともに関係団体の役員として地方業界の発展に寄与した。[2]県建設業協会理事(12年5月~18年5月、22年5月~)、同常任理事(18年5月~22年5月)、県建設業協会竜ケ崎支部理事(12年4月~14年11月)、同副支部長(14年11月~)、県建設業協同組合総代(14年6月~)、龍ケ崎市建設業組合監事(09年6月~11年4月)、同組合長(11年4月~21年5月)
▽高橋修一(64歳、行方市、高橋建設代表取締役社長)=[1]多年建設業に精励するとともに関係団体の役員として地方業界の発展に寄与した。[2]県建設業協会理事(02年5月~14年5月、06年5月~18年5月)、同常任理事(04年5月~06年5月、18年5月~)、県建設業協会潮来支部理事(00年7月~07年6月)、県建設業協会鉾田支部理事(07年7月~17年3月)、同副支部長(17年4月~)

【測量事業等関係】
▽山口博司(64歳、稲敷市、ジステック代表取締役社長)=[1]多年測量業に精励するとともに関係団体の役員として地方業界の発展に寄与した。[2]県測量設計業協会理事(03年5月~14年5月)、同常任理事(14年5月~16年3月)、県測量・建設コンサルタント協会常任理事(16年4月~16年5月)、同監事(16年5月~22年5月)、土地改良測量設計技術協会関東ブロック土地改良測量設計協議会副会長(12年5月~)、県地質調査業協会会長(15年5月~23年5月)、関東地質調査業協会理事(15年5月~23年5月)

【住宅・建築事業関係】
▽久保田吉文(70歳、石岡市、クボタ建築設計事務所代表取締役)=[1]多年建築設計監理業に精励するとともに関係団体の役員として地方業界の発展に寄与した。[2]県建築士会理事(10年5月~14年5月)、同常務理事(14年5月~)、県建築士会石岡支部理事(00年4月~16年3月)、同副支部長(04年4月~08年3月)、同支部長(08年4月~16年3月)

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