千葉県から小原、片野氏ら大臣表彰 建設業界の発展に貢献(国交省)
[2023/7/11 千葉版]
国土交通省は10日、建設事業関係の功労者230人と優良団体2団体を表彰した。千葉県関連では、県建設業協会理事の小原久幸氏や県測量設計業協会副会長の片野正彦氏らが受賞。総合建設業や専門工事業、測量など建設関係の各分野で、技術の向上などに尽力しただけでなく、関係団体の役員を多年にわたって務め、業界全体の課題解決に尽力するなど、発展に貢献したことが認められた。
表彰式の会場となった本省大会議室には、全国から受賞者が集まった。国交省幹部が見守るなか、受賞者一人一人の名前が読み上げられ、各分野の代表者に石井浩郎副大臣が表彰状と記念品を手渡した。
石井副大臣は「長年にわたって輝かしい功績を挙げられた」と述べ、受賞者の努力と苦労に感謝を伝えるとともに、「社会資本整備や災害からの復旧・復興に、皆様の力が不可欠」とさらなる協力を求めた。
本県関連をみると、総合建設業関係で県建設業協会の小原理事が受賞。多年にわたり建設業に従事し、公共工事の施工を通じて地域社会に貢献。県建設業協会では長年にわたり本部役員や支部役員として、激動する厳しい環境の中、建設業界と県土の発展に尽力し、その重責を果たしてきた。
測量事業等関係で、県測量設計業協会の片野副会長が受賞した。新葉測量を設立し、県や香取市などの社会資本整備の基礎となる業務で貢献。県測量設計業協会では、県民への測量設計に関する知識の普及・啓発の実現のため、各種研修事業や調査事業に積極的に取り組んだ。
このほか、道路事業関係で道路整備促進期成同盟会全国協議会理事を務める田中豊彦茂原市長が受賞している。
建設事業関係功労者等国土交通大臣表彰は、建設業界で精励するとともに、関係団体の役員などとして業界の発展に寄与したことをたたえている。
主な受賞者は次の通り(敬称略。名簿順)。▽氏名=[1]職名[2]表彰理由概要──の順。
【総合建設業関係】
▽小原久幸=[1]小原建設代表取締役、県建設業協会理事[2]多年建設業に精励するとともに関係団体の役員として地方業界の発展に寄与した
【測量事業等関係】
▽片野正彦=[1]元・新葉測量代表取締役社長、現・県測量設計業協会副会長[2]多年測量業に精励するとともに関係団体の役員として地方業界の発展に寄与した
【都市計画事業関係】
▽伊藤幸男=[1]日比谷アメニス代表取締役社長、日本造園建設業協会理事[2]多年造園工事業に精励するとともに関係団体の役員として業界の発展に寄与した
▽奥裕之=[1]日本体育施設代表取締役会長、日本運動施設建設業協会代表理事[2]多年運動施設建設業に精励するとともに関係団体の役員として業界の発展に寄与した
【道路事業関係】
▽田中豊彦=[1]茂原市長、道路整備促進期成同盟会全国協議会理事[2]多年道路事業関係団体の役員として道路事業の推進に尽力した
【住宅・建築事業関係】
▽飯島登美夫=[1]現・内藤ハウス専務取締役、元・日本自走式駐車場工業会理事長[2]多年自走式駐車場事業に精励するとともに関係団体の役員として業界の発展に寄与した