大規模改修で設計着手 中央公民館・市民ホール(千葉県船橋市)

[2023/7/7 千葉版]

 船橋市は、中央公民館・市民文化ホール大規模改修工事設計業務の委託事業者を選定する一般競争入札を公告した。市民文化ホールと中央公民館は建築後46年が経過するなど老朽化が進んでいることから、2016年度に実施した基本設計をもとに、改修工事に必要な実施設計を担当してもらう。予定価格は4686万円(税抜)。履行期限は2024年10月まで。25年度以降の着工を目指す。

 主な改修箇所は、外壁、屋上防水、特定天井・特定天井に準ずる天井、舞台機構、トイレ、電気設備、給排水衛生設備、空調・換気設備など。

 また、手すりや車いす用段差解消機を設置、点字表示などサイン計画を見直すなど、バリアフリー対策を進める。

 敷地面積は4679平方m。中央公民館と市民文化ホールはエキスパンションジョイントでつながっており、中央公民館棟はSRC造7階建て延べ5660平方m、市民文化ホール棟はSRC造4階建て延べ4407平方m。1977年の竣工。

 参加資格では、経験として、国土交通省告示第771号第3に定める構造方法とする既存特定天井の改修設計業務、1棟の改修対象室床面積の合計が1000平方m以上の建築物の改修設計業務の履行実績を求めている。

 入札書を19日~24日に受け付け、26日に開札する予定だ。

 市民文化ホールの定員は1000人。うち1階席661席、2階席339席。

 市民文化ホールについては、民間事業者からの提案を受け、西武船橋店の跡地に移設するプランにを検討したものの、移設によるメリットが少ないと判断、検討を中止した経緯がある。

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