［2023/7/4　茨城版］
　日立市(小川春樹市長)は3日、市建設業者表彰の受賞者を発表した。今回は、特に優秀な成績で工事を完成させた工事16件(JV施工8工事を含む)の21者を選定した。最多受賞は秋山工務店の14回となっている。表彰式は、8月1日に本庁舎会議室で開催される予定だ。

　受賞者別では、秋山工務店の14回に続き、イガラシ綜業と鈴縫工業の各13回、日立土木と藤和建設の各11回、益三建設の10回、白土工務店の9回、戸祭電気商会と妙法電気工事の各8回、りんかい日産建設の7回、市川工業所の5回、加藤設備工業と黒川建設、田岡建設、弓山建設工業の各4回、中央工業と日立綜合防災の各3回、スガイケーブルシステムズの2回と続き、進和機設工業と日晃茨城計測、美津濃の3者はうれしい初受賞となっている。

　受賞工事の件数では、鈴縫工業がJV施工を含む工事4件、日立土木が同じく3件、秋山工務店とイガラシ綜業が同じく2件での受賞。受賞工事では、萬春園建設事業では、建築と電気設備、機械設備、外構、外構附帯工事の5件が受賞工事となり、会瀬スポーツ広場整備事業ではグラウンド整備とクラブハウス建設、外構、電気設備の4件、猛獣舎整備事業では建築と設備の3件が受賞工事となった。

　5件の工事が対象となった萬春園建設事業のうち、秋山工務店・白土工務店・黒川建設JVが施工した建築工事については、敷地周辺には学校やマンションがあり、通行の安全確保や工事による騒音を抑えなど、周辺環境に対する配慮すべき内容が多々あったという条件の中で、「当該業者は高い技術力に裏付けられた優れた施工と工程管理により、良好な品質の出来形を実現し、周囲環境への影響を最小限に抑えて工事を完了させた。また、特別養護老人ホーム特有の施工上考慮すべき課題がある中で、解決のため、施設利用者の安全性や利便性等に配慮した提案を行うなど、工事に対する積極的かつ真摯な姿勢は高く評価できる。加えて、現場における学生向け現場見学会の開催に協力するなど、施工面以外でも積極的に社会貢献を行った」などと評している。

　今回の市建設業者表彰では、22年度に完了した工事のうち、企業局発注分を含めて130万円以上の工事279件を対象に選定。審査は、6月14日に開かれた市建設業者ほう賞審査委員会(委員長＝吉成日出男副市長)が行い、施工技術や品質規格、工期などすべての点で優秀との評価された工事16件と21者を決定した。

　以下、受賞工事と受賞者は次の通り。

　▽本庁舎北側擁壁等整備工事＝鈴縫工業、日晃茨城計測
　▽(仮称)会瀬スポーツ広場整備事業グラウンド整備工事＝りんかい日産建設、鈴縫工業、日立土木
　▽(仮称)会瀬スポーツ広場整備事業外構工事＝日立土木
　▽(国)鮎川町地内道路(市道6738号線)新設工事＝鈴縫工業
　▽萬春園建設事業外構工事＝秋山工務店、田岡建設
　▽運動公園陸上競技場第3種公認更新整備工事＝美津濃
　▽日立市水道事業川尻町3丁目地内配水管更新(その2)工事＝弓山建設工業
　▽萬春園建設事業建築工事＝秋山工務店、白土工務店、黒川建設
　▽萬春園建設事業電気設備工事＝イガラシ綜業、戸祭電気商会、日立綜合防災
　▽萬春園建設事業機械設備工事＝加藤設備工業、市川工業所
　▽萬春園建設事業外構附帯工事＝イガラシ綜業
　▽(仮称)会瀬スポーツ広場整備事業電気設備工事＝スガイケーブルシステムズ、妙法電気工事
　▽(仮称)会瀬スポーツ広場整備事業クラブハウス建設工事＝鈴縫工業
　▽猛獣舎整備事業猛獣舎建設建築工事＝日立土木、益三建設、藤和建設
　▽猛獣舎整備事業猛獣舎建設電気設備工事＝進和機設工業
　▽猛獣舎整備事業猛獣舎建設機械設備工事＝中央工業